循環障害の原因：毛細血管 - 大阪市淀川区の東洋医学治療センター

f:id:oosakatoyomedicine:20181216100505j:plain — 血流障害の原因：毛細血管

　血管には、動脈と静脈、そして毛細血管があります。毛細血管とは、動脈から静脈に変わる部分を指しており、身体中の血管の約９５％を占めています。この毛細血管があるおかげで、全身に血液を巡らす事が出来ています。そして、この毛細血管に異常が生じた場合には、様々な問題が発生してしまいます。

毛細血管の働き

毛細血管による血流障害

　先ほども記述したように、全身の血管の約９５％を占めているのが毛細血管です。全部の長さを測ると、約１０万ｋｍにもなるといわれています。血管と言えば動脈や静脈が挙げられますが、毛細血管も全身に血液を巡らす非常に重要な役割を担っています。毛細血管の働きは、栄養素や酸素を各組織に運搬し、二酸化炭素や老廃物を回収していくことにあります。毛細血管に問題が起こると、栄養素は運ばれず二酸化炭素や老廃物は回収されないといった障害が起こります。

毛細血管による血液循環の障害とは？

血液循環障害による冷え

　何らかの原因によって一部の毛細血管が働かなくなってしまい、循環障害を起こしてしまう事はあります。特に多い原因として、運動不足が挙げられます。常に身体を動かして血液循環を維持できていれば毛細血管も常に働く必要があるため、循環障害は起きにくくなります。しかし、運動不足等で動きが少なくなると血液が運ばれにくくなってしまいます。血液が運ばれないと毛細血管は、”働かなくても良いんだ”と認識してしまい機能を停止してしまいます。そうすると筋肉の状態の悪化にもつながってしまいます。また、何かあった時にその筋肉を使って少し損傷が起こってしまった場合には、栄養素が十分に回ってくることが出来ず、回復にも時間がかかってしまいます。

　筋肉だけでなく、肌トラブルやむくみ、冷え、免疫等の問題が引き起こされてしまう事も考えられます。

毛細血管は回復できる？

　では、働かなくなってしまった毛細血管はそのままか・・・というと、回復してくれます。それは、動くことです。動くことによってもう一度その部分に血流をどんどん送るようにします。そうすると、機能を停止していた部分にも血液を送って効率的に循環を巡らすように回復してくれます。改善が目に見えるものではないですし、すぐに回復するものでもありません。ですが、そのままにしておくことは身体にとって非常にリスクがあります。地道な方法ですが、しっかりと身体を動かして毛細血管を働かせていきましょう！

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