- 線維筋痛症の症状
- 線維筋痛症の診断方法
- 線維筋痛症に対する西洋医学的治療
- なぜ線維筋痛症に東洋医学?
- 当院が選ばれる3つの理由
- 当院での東洋医学的治療
- 東洋医学的鍼灸治療の目的
- 東洋医学的線維筋痛症治療の流れ
- 線維筋痛症治療料金
- 線維筋痛症治療Q&A
- information
線維筋痛症は体の広範囲に激しい痛みやこわばりをきたす原因不明の慢性疾患です。症状が長期にわたる事から精神症状が現れることも少なくありません。線維筋痛症は、新しく発見された疾患ではなく、以前は軟部組織リウマチや結合組織炎、結合組織症候群と呼ばれていた疾患です。
線維筋痛症は多くを占める基礎疾患のない原発性と、自己免疫疾患や甲状腺機能低下症、うつ病などの基礎疾患に合併して発症する続発性に分類され、症状は原発性と続発性に差異はありません。
発症は30代半ばから60代の女性に多いのが特徴(男女比は約5:1)で、日本人口の約2%が罹患していると考えられ珍しい疾患ではありません。遺伝性の可能性が指摘されています。
線維筋痛症は血液検査や画像検査で特異な所見が認められることがなく、原因が特定されない事から精神性と誤解されることがありますが、近年の科学的研究によって線維筋痛症が痛みの原因であることが明らかになっています。また、検査によって異常が認められない事も線維筋痛症の判断をするのに有用となっています。
予後は良好で線維筋痛症自体で命を落とすことはないとされていますが、強い痛みが長期間継続することを考えれば楽観視できる疾患ではありません。重症化する前に早めに受診して対策することが必要です。
線維筋痛症の症状
痛みは筋肉、腱付着部、関節など全身に激しい痛みが起こります。症状が強く現れている時には、何もしなくても痛みが現れること(自発痛)も認められる場合があります。さらに気圧や温度変化の影響を受けやすく疲労やストレスによっても悪化したり、関節リウマチ様症状として朝にこわばりが強まる事があります。
痛みが強い事から日常生活に支障をきたすことが多く、運動ができず筋力が低下することで歩行に問題が現れたり、重症化すると軽いの刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度・気圧の変化等)で激痛がはしり自力での生活は困難になる事もあります。
特徴的な症状と付随する症状
線維筋痛症に認められやすい付随症状(すべてが認められるわけではありません)
- 筋肉が硬くなる、またはけいれん
- 痛みの場所の変化(痛みが移動する)
- 四肢のしびれ感
- 睡眠障害
- 緊張性頭痛(片頭痛)または顎の痛み
- 慢性的な疲労感(疲労ではない)
上記は高頻度に認められる症状
線維筋痛症の診断方法
診断法にはアメリカリウマチ学会の「線維筋痛症分類基準(下記図)」や「線維筋痛症診断予備基準」が用いられます。
①広範囲に広がる痛みであること
②3か月以上継続する慢性疼痛であること
③圧痛検査による圧痛点が基準の18か所のうち11か所以上認められること
線維筋痛症に対する西洋医学的治療
線維筋痛症は検査をしても原因が特定できない疾患で、原因がはっきりしないため疾患に対しては手の打ちようがなく、対症療法がおこなわれております。
原因疾患が明確な続発性の場合には、線維筋痛症を引き起こしてしまった原因疾患への治療が中心となります。
大多数を占める原発性の線維筋痛症の場合には、痛みに対して鎮痛薬やステロイドの効果がない事からプレバガリン(リリカ)、精神症状が現れている場合には向精神薬や睡眠導入剤などが処方されることがほとんどで対症療法となります。デュロキセチン(サインバルタ:SNRI)は線維筋痛症の痛みへの有効性が確認されています。
対症療法でも副作用が無ければ良いのですが、強い薬を使用する為に肝臓が障害されたりめまいがでたり、対症療法を続けるのにも多くの問題があります。
なぜ線維筋痛症に東洋医学?
線維筋痛症は以前から確認されている疾患で、”肝”や”血”に問題が発生しやすい体質の方に発症しやすいと考えています。その為、東洋医学では体質と血流改善を目的に根本治療を行います。
ただし東洋医学の治療では、日常生活に問題が現れるような強い症状を西洋医学のように即時緩和はできません。ですが上記の通り東洋医学では体質に対してアプローチを行うことができます。この体質に対してのアプローチによって、底上げができれば線維筋痛症の症状は軽減、消失します。
つまり
・症状の一時的緩和としての西洋医学
・症状が引き起こされた体質の改善を目的とした東洋医学
という事ができ、西洋医学と東洋医学がお互いの強みを補い合って線維筋痛症の症状改善、回復を目指すことができると考えています。
個人差はありますが、線維筋痛症の症状が時間をかけてゆっくりと回復する症例も確認されています。
当院での治療
当院での治療は東洋医学的分析とともに、心電図を計測することで自律神経バランスを計測したり、四肢の汗をかく量を分析することで自律神経の状況を把握します。そして、東洋医学的分析と自律神経分析によって得られた身体の状態を総合的に判断しあなた自身の身体の状況に合わせて統合治療を行います。
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さらに磁気刺激療法を用いて自律神経の調整と血流改善も東洋医学治療と同時に行います。
※線維筋痛症に整体療法は適しないと考えております。
線維筋痛症の症状緩和・改善するためには、身体の状況をできるだけ正確に把握することが大切です。上記致しましたが当院では東洋医学的分析と西洋医学的分析を行うことで今現在のお身体の状況を把握し、状況に合わせた適切な治療を行います。
2012年 アメリカ合衆国第44代オバマ大統領からGOLD AWARD
2015年 United Nations World Human Facility Community(国連機関:WHF)から鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定
世界に認められた治療技術で線維筋痛症の症状改善をサポートいたします。
線維筋痛症の痛みは人それぞれで変化することも少なくありません。その為、治療担当者が変わると症状の変化を考慮した治療ができず、その場限りの治療になってしまう可能性があります。このようなことが起こらないように当院では治療を担当制で行っております。
院長希望または女性スタッフも在籍しておりますので女性スタッフ希望などがございましたら、ご予約の際にお気軽にご指名ください。
当院での東洋医学的治療
鍼灸治療とカイロプラクティック、自律神経免疫療法を行います。
東洋医学的鍼灸治療
東洋医学的鍼灸治療では、体質改善を目的に治療を行います。体質の確認は東洋医学的診断や自律神経バランス検査によって判断します。それと同時に血流改善を促し発痛物質の溜まりにくい身体作りをサポートいたします。
治療に使用する鍼はすべて使い捨てで0.2㎜と髪の毛程度の太さの鍼です。そのため感染のリスクはなく、痛みもほとんどありませんのでご安心ください。
カイロプラクティック治療
カイロプラクティック治療では、身体全体のゆがみに注目し矯正を行います。ただし、線維筋痛症の症状が強く現れているような場合には鍼灸治療が第一選択となり、症状が緩和した、もしくは症状が軽い場合の適応となります。
その理由はカイロプラクティック治療は関節を動かすために筋肉や骨構造にアプローチをします。これによって少なからず体には炎症が起こります。この炎症によって線維筋痛症が悪化しないようにする為です。
状況を的確に分析し治療法を決定いたしますのでご安心ください。
自律神経免疫療法
自律神経免疫療法とは交流磁気の力を使って血流改善、自律神経機能の改善を目指します。リウマチの治療にも用いて良い結果が出ております。ご安心ください。
※これらの治療を全ての方に行うわけではありません。改善に必要であり最適と思われる方法を選択いたします。
東洋医学的鍼灸治療の目的
・血流の改善
全身の血流改善は体の隅々に栄養を運ぶ為に必要です。血流が改善する事で組織の修復や発痛物質の流出につながると考えます。
・自律神経バランスの改善
自律神経機能に多少の乱れがあったとしても生活する事は可能です。ですが線維筋痛症の場合には、一般の方よりもより良い自律神経バランスである事が大切です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、副交感神経機能が優位な状態は内臓の血流を促進し肝臓での発痛物質の処理が促されます。交感神経が優位の時には痛みを感じるレベルを下げることができ、その間に運動や筋力強化を行う事が可能となります。
東洋医学的線維筋痛症治療の流れ
東洋医学的線維筋痛症治療は、鍼灸治療とカイロプラクティック、自律神経免疫療法を行います。
鍼灸治療では体質改善・血流改善を目指します。
カイロプラクティックでは身体のゆがみに注目し問題となるゆがみを矯正します。
【東洋医学的治療の流れ】
「東洋医学的治療ってどんな事をするんだろ?」 「どんな手順でするんだろ?」って不安ですよね。 初めて治療をお受けになる前に、安心して治療が受けられるように基本的な流れを記載します。
1.カウンセリング表に現在の状況を記入
カウンセリング表にはお分かりになる範囲で出来るだけ詳細にご記入ください。
状況が判断しやすくなり、最も適した治療法を選択しやすくなります。
2.カウンセリング
カウンセリングでは、今現在の状態をお伺いいたします。
『体の冷えはありますか?』
『睡眠状態はいかがですか?』
『食欲はいかがですか?』
『これまでの線維筋痛症治療はどのような治療を受けていましたか?』
等をお伺いいたします。
3.体質のチェック
自律神経のバランスチェックや東洋医学的診断を行います。
これらの検査によって具体的な治療計画を作成します。
4.東洋医学的線維筋痛症治療
現在の状態に最も適した方法を選択し治療を行います。
当院では、ソフトな治療を行います。そのため痛みはほとんどありません。ご安心ください。
5.治療後の説明とアドバイス
体質改善のために重要な日常生活での注意事項、生活習慣、エクササイズ、食事等のアドバイスを一人一人の状態に合わせて説明いたします。
線維筋痛症治療料金
東洋医学的鍼灸治療 1回 6,600円
東洋医学的分析を基に体質改善による根治、強い痛みを解消するための対症療法、全身の血流改善のために自律神経免疫療法を行います。
治療時間の目安は40分程度です。
総合治療 1回 11,000円
東洋医学的鍼灸治療とカイロプラクティックを行います。症状が強く現れている場合には行う事が出来ません。
治療時間の目安は60分程度です。
※初診時には自律神経検査料金が別途4400円必要
※院長指名は別途1100円必要
線維筋痛症治療Q&A
Q.なぜ線維筋痛症に整体療法を行わないのですか?
A.線維筋痛症が発症した方の筋肉は硬くなり血流が悪くなっている事が多くあります。このような状態で1年以上経過した方の筋肉は血流不足から栄養障害となり脆弱な筋肉となっている事が少なくありません。この時に整体療法で筋肉にアプローチをすると状況を悪化させたり長引かせることにつながります。このようなことにならないために当院では、線維筋痛症の治療は東洋医学的鍼灸治療を中心に行います。
症状が軽減している時には可能です。
Q.線維筋痛症での往診は可能ですか?
A,症状が強く外出が困難な方には往診も行っております。ただし動ける方はできるだけ来院をお願いいたします。来院することが運動となり、少しでも筋力低下を予防できると考えております。往診が希望の場合には、往診料金が別途必要です。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・線維筋痛症で日常生活に問題が現れている
・投薬治療で肝臓の機能が落ちている
・少しでも薬の服用を減らしたい
・体質改善をしたい
・線維筋痛症の根本改善を目指したい
など、線維筋痛症による様々な症状に対応可能です!
現在の西洋医学的な治療ではなかなか改善しない線維筋痛症で症状改善をあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて痛みが軽減した!
・薬を飲まなくてもよいレベルに落ち着いた!
・軽い運動ができるようになった!
・手足のしびれが無くなった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、線維筋痛症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの線維筋痛症治療の経験からあなたの体質タイプや線維筋痛症の症状に合わせた治療法を提案いたします。
治療を行うのは東洋医学を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に線維筋痛症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
線維筋痛症は痛みや付随する症状で日常生活に問題が現れる疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で線維筋痛症の症状改善をサポートいたします。