偏頭痛の治療
頭部に血液を送る血管は左右の椎骨動脈と頸動脈の4本で、血液循環が悪くなったり、逆に過剰な血液が頭蓋骨内に入ると頭痛が引き起こされます。血流量は自律神経により血管の収縮や拡張、心拍出量により調整がされています。自律神経の働きが乱れ血管が拡張し過剰な血流となった時に偏頭痛が引き起こされます。自律神経が関与する頭痛のため、一般的な痛み止めを飲んでも偏頭痛が改善する事は少ないのが特徴です。
椎骨動脈が後頭骨の下際で圧迫 ⇒ 脳の栄養状態が悪化 ⇒ 栄養障害を解消させるため血管拡張 ⇒ 頭蓋骨内への血流量増加 ⇒ 頭蓋内圧亢進 ⇒ 偏頭痛 このような流れで誘発されるのではないかと考えています。
自律神経失調症と関連が深い偏頭痛
季節の変わり目や気圧の変化により自律神経機能に乱れが起こり、頭蓋骨内の血管が拡張する事で頭蓋骨内の圧力が上昇、脳が圧迫されることにより頭痛が引き起こされ、それに引き続き、圧力が高い状態により頭蓋骨内の血管は圧迫され血流の低下が起こり、頭痛が解消されます。
自律神経機能の乱れが発症要因のため前駆症状が現れることが多く、視覚障害や胃腸障害、膀胱・直腸障害、摂食障害などが典型的です。偏頭痛は、4時間から70時間ぐらい継続することが平均とされています。
頭痛の区分
緊張性頭痛 | 偏頭痛 | 群発性頭痛 | |
頻度 | 持続的 (1週間~10日 多い時は毎日) |
月1~2回、多い時は週一回 | 毎年のように1~2カ月の間、毎日 |
持続時間 | 30分~7日間 (慢性になると毎日) |
4時間~3日間 | 15分~3時間(多くは1~2時間) |
頭痛が起こる時間帯 | 夕方 | 早朝や午後が多い | 午前2時~4時 |
頭痛が起こる場所 | 両側頭部、後頭部 | 片側のこめかみ、目の奥 | 片側の目の周辺(歯痛、頚部痛) |
特徴 | 頭重感(ハチマキで締め付けられるような感) | 拍動感(ズキズキ) または持続性の痛み | 突き刺されるような、えぐられるような、焼けるような痛み |
痛みの程度 | 徐々にひどくなる | 強い | 激痛 |
頭痛以外の症状 | 肩こり、めまい、 顎関節の痛み |
嘔吐、光過敏、音過敏、閃輝暗点、自律神経失調症 | 流涙、赤目、鼻漏、鼻閉、発汗 |
誘因 | 肩こり、ストレス、悩み、顎関節症 | 運動、寝すぎ、飲酒、タバコ、生理 | 飲酒(群発期) |
日常生活での影響 | 運動、マッサージ、入浴で改善 | 階段の昇降困難、入浴困難、寝込む | 安静にできない |
性別・年齢 | 女性に多く、中高年 | 小児から発症するが20~40代の女性に多い | 20~30歳代男性 |
偏頭痛の症状
偏頭痛による痛みの特徴として『ズキズキ』や『ガンガン』と表現されることが多く、発症の原因が血管の拡張であるため脈を打つように痛みが現れるのが特徴です。
偏頭痛を感じるのは、左右どちらかだけの場合と、両側に痛みを感じる場合があります。痛みの頻度は、月に2~3回位発症する方が多く、ひどい場合には週に2回以上痛みが起こることもあります。
偏頭痛が一度起こると、数時間から長い場合には数日にわたり痛みが持続する事もあります。また偏頭痛による脈を打つ痛みが解消した後に、”頭を振った時に痛みがある”、”お辞儀をすると頭痛がする”など頭の位置が変わることにより頭痛が引き起こされることもあります。
風邪をひいて発熱した時の頭痛も広義の偏頭痛と考えられます。
閃輝暗点(せんきあんてん)
偏頭痛が起こる前に、突然視野の真ん中に眩しい光を見た後のような、黒いきらきらした残像があらわれる事があります。閃輝暗点が現れた後、眼の前が真っ暗になり、見えている視界の一部が揺れ、見えているものが横や縦にゆがむ等の視覚異常が現れます。時間の経過とともに視界の障害は広がり黒いキラキラした光が広がります。眼を閉じている状態でも起こり、ひどい場合には視野のほとんどが見えなくなるようなこともあります。
閃輝暗点は比較的若年者に起こりやすく、年齢とともに起こる回数は減ると考えられています。 誘発要因はストレスと急激な体内の変化と考えられています。ストレスを感じている時よりは、ストレスから一時的に離れてリラックスした時に誘発される事が多く、体内の変化ではアルコールによる急激な血管拡張や、血糖値の急激な上昇によって引き起こされる事があります。
閃輝暗点は偏頭痛を感じる全ての方が感じている症状ではありませんが、閃輝暗点が現れた後の偏頭痛は痛みが強い傾向にあります。閃輝暗点が起こった後はリラックスできる環境を作りできるだけ横になる事をお勧めします。
閃輝暗点の機序
自律神経機能が乱れる事によって血管が拡張し頭蓋内圧が上昇、これにより後頭葉の視覚野が圧迫され、視覚異常が発生することで閃輝暗点が起こると考えられます。閃輝暗点が5~30分程度継続した後に、頭蓋内の圧力はピークとなり偏頭痛が引き起こされます。
吐気・嘔吐
症状が強く起こ時には吐気が伴う事があり実際に吐いてしまう事もあります。
自律神経機能測定を行うことで、偏頭痛になってしまった原因を分析しわかりやすく説明します。あなた自身の偏頭痛のパターンを理解することによって、有効な治療法や無意味な治療法をあなた自身が判断できるようになります。特に、偏頭痛の場合には血管が拡張することで頭痛が発症するためマッサージなどを受けることで症状が悪化することがあります。
偏頭痛は自律神経機能が乱れることによって血管が拡張し引き起こされる頭痛です。交感神経機能が亢進して引き起こされる偏頭痛と、機能が低下することによって引き起こされる偏頭痛があり、正反対の原因のとなり対処法は異なります。
当院では治療効果の維持と偏頭痛の再発を防ぐため、自律神経バランスの状況にあった体操やトレーニングを提案しております。
2012年 アメリカ合衆国オバマ大統領からGOLD AWARD
2015年 国連機関のWHF(World Human Facilty Community)から鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定
世界に認められた実力と自負しております。
【東洋医学的治療の流れ】
「東洋医学的治療ってどんな事をするんだろ?」 「どんな手順でするんだろ?」って不安ですよね。 初めて治療をお受けになる前に、安心して治療が受けられるように基本的な流れを記載します。
1.カウンセリング表に現在の状況を記入
カウンセリング表にはお分かりになる範囲で出来るだけ詳細にご記入ください。
状況が判断しやすくなり、最も適した治療法を選択しやすくなります。
2.カウンセリング
カウンセリングでは、今現在の状態をお伺いいたします。
『どのような時に頭痛が強まりますか?』
『閃輝暗点を伴う事は多いですか?』
『食欲はいかがですか?』
『偏頭痛に付随する症状はありますか?』
『偏頭痛が誘発される思い当たるきっかけはありますか?』
等をお伺いいたします。
3.体質のチェック
自律神経のバランスチェックや東洋医学的診断を行います。
これらの検査によって具体的な治療計画を作成します。
4.東洋医学的治療
現在の状態に最も適した方法を選択し治療を行います。
当院では、ソフトな治療を行います。そのため痛みはほとんどありません。ご安心ください。
5.治療後の説明とアドバイス
体質改善のために重要な日常生活での注意事項、生活習慣、エクササイズ、食事等のアドバイスを一人一人の状態に合わせて説明いたします。
当院での偏頭痛治療
偏頭痛に対して東洋医学的な鍼灸治療・整体療法を行っています。『病院で治療を受けたが偏頭痛が改善しない』、『偏頭痛に薬を飲みたくない』、『東洋医学的に偏頭痛治療を受けたい』という方お気軽にご来院ください。
偏頭痛治療は体質改善が必要な治療で継続的な治療が必要となることがほとんどです。当院が自信と責任をもって行う治療を是非お試しください。
【偏頭痛治療料金】
東洋医学治療 6600円
自律神経のバランス測定によって得られた結果と東洋医学診断に基づいて、今現在のあなたの身体にとって最も有効性が高いと考えられる治療を行います。
※初診時には、初診料4400円が別途必要
※特に無理な体勢をとることはありません。そのため、服装はスカートでも構いません。
薬物乱用性頭痛 ・緊張性頭痛 ・偏頭痛 ・大後頭神経痛 ・緊張性頭痛チェックリスト ・鍼灸治療 ・セルフケア 頭痛 ・緊張型頭痛 ・片頭痛 ・群発頭痛 ・二次性頭痛 薬物乱用性頭痛 薬物乱用性頭痛の改善のためには 当院が頭痛改善をサポートいたします! 治…
頭痛の東洋医学的分類 ・緊張性頭痛 ・偏頭痛 ・大後頭神経痛 ・緊張性頭痛チェックリスト ・鍼灸治療 ・セルフケア 東洋医学的に頭痛とは? 外感頭痛 内傷頭痛 information アクセス 東洋医学的に頭痛とは? 東洋医学で頭は人間の身体の上方にあるので陰陽…
偏頭痛の原因 緊張性頭痛 偏頭痛 大後頭神経痛 緊張性頭痛チェックリスト 鍼灸治療 セルフケア 偏頭痛の原因 性別的な特徴 偏頭痛を誘発する疾患 偏頭痛が起こりやすい警戒すべき日の特徴 気圧の変化 気温の変化 マッサージも偏頭痛を引き起こすリスクになる…
自律神経失調症による頭痛 ・緊張性頭痛 ・偏頭痛 ・大後頭神経痛 ・緊張性頭痛チェックリスト ・鍼灸治療 ・セルフケア 自律神経失調症による頭痛 頭痛が起こりやすい部位と症状 自律神経失調症による頭痛の注意点 当院での偏頭痛治療 information アクセス…
自律神経失調症治療は大阪市淀川区新大阪の東洋医学治療センター ・緊張性頭痛 ・偏頭痛 ・大後頭神経痛 ・緊張性頭痛チェックリスト ・鍼灸治療 ・セルフケア 偏頭痛 自律神経失調症治療がご希望の方へ information アクセス 自律神経の乱れが起こる時に引…