膝関節はしっかりしていそうなのですが、実は非常に不安定な関節です。その不安定な関節を安定させているのが靱帯で、関節の適合性をあげるのが半月板です。 半月板は、内側半月板と外側半月板の2つがあります。損傷の頻度としては、内側半月板損傷のほうが多く発生しています。 半月板損傷は、強い外力が加わって膝が捻られたり、無理に曲げられたりしたときに損傷が発生します。
半月板損傷ってどんな状態？
半月板損傷は、外傷を負って半月板が損傷を受けた直後から、膝を動かしたときに強い痛みが現れます。損傷の度合いが軽い場合では受傷後一定の時間をおいて痛みが現れる可能性もあります。これは損傷の程度が軽いことによって関節内の腫れ(水腫）がゆっくりと現れ痛みを感じる閾値に達するまでに時間がかかる為です。そのため、受傷のきっかけをご本人が意識出来ないことがあります。
半月板損傷の場合、受傷して数か月たった際に膝関節部分の痛みが引き起こされるということが多くあります。これは半月板損傷による炎症が治まったと同時に痛みが消失したのですが、それにより半月板損傷が治ったと判断し動かした結果、リハビリとして膝関節周辺の筋肉を強化しないために起こります。安静を保ったことにより筋力を失うこともありますが、スポーツをされている方であれば半月板の負担を軽減させる部分の筋力が元々弱かった可能性やスポーツをされていない方であればそもそもの筋力が弱かった可能性も考えられます。
半月板損傷の度合いが強い場合、切れた半月板が関節に挟まれてしまい、急に膝が激痛とともに動かなくなる”嵌頓症状”（かんとんしょうじょう）と呼ばれる症状が現れることがあります。
半月板損傷に限った事ではありませんが、膝に急に力が入らなくなってしまいガクンとなる”膝崩れ現象”が起こることもあります。
半月板損傷の治療
半月板損傷の程度によって治療内は変わりますが、関節の固定を基本とした痛みに対してのアプローチの後、運動復帰に向けた筋力アップのサポートを行います。治療法は鍼灸治療・テーピング療法を選択することが多いです。関節可動域が狭くなっている場合には関節包内運動学的アプローチを行うことがあります。
治療料金
鍼灸治療 ３３００円～４４００円
※初診時には、初診料が別途２２００円必要です。
※院長希望の場合には別途１１００円必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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