偏頭痛は、片方のコメカミや耳の上辺りが『ズキズキ』したり『ガンガン』など脈を打つような痛みである事が多く、偏頭痛が強く現れているような時には日常生活自体に制限がかかってしまう事がある疾患です。
偏頭痛が起こる頻度としては、1ヶ月に1回程度の方もいらっしゃれば毎日起こるような方、天気が悪くなる前だけ偏頭痛を感じるという方もいらっしゃいます。
偏頭痛の原因
偏頭痛の原因は血管が拡張することにより周囲の神経が引っ張られて痛みが現れます。ですが、偏頭痛が引き起こされる原因は人によって異なるためどうして血管が拡張するのか?というのは不明です。偏頭痛が誘発される代表的な原因を記載します。
・急激な天気の悪化
・暑いところから急に寒いところへの移動
・寒いところから暑いところへの移動
・睡眠不足
・睡眠のとりすぎ
・首のマッサージ
・アルコール
・チョコレート摂取
・熱すぎるお風呂
・サウナなど
体の中で環境変化に適応できるように調整するのが自律神経機能で、自律神経機能の低下により体内環境を調整できなかった時に偏頭痛が起こっていると考える事もできます。
性別的な特徴
月経周期前にエストロゲンやプロゲステロンなどの影響によって偏頭痛を起こす事もあります。この場合には『月経前緊張症候群』と呼ばれることもあります。
偏頭痛を誘発する疾患
偏頭痛を引き起こす可能性のある疾患として顎関節症があります。顎関節症とは顎の問題です。顎の問題と偏頭痛の関連はないようにも見えますが、顎関節の運動に関与する筋肉のトリガーポイント形成によって偏頭痛が起こっている方も少なくありません。
その他、偏頭痛は遺伝することもあると考えられていますが、遺伝説・体質説は症状を改善できなかった時に医療機関が責任転嫁するための言い訳になっている可能性があると指摘されています。
偏頭痛が起こりやすい警戒すべき日の特徴
偏頭痛は外部環境の変化に敏感に反応し引き起こされる可能性があります。その理由をご紹介いたします。
気圧の変化
気圧の変化には、低気圧が近づくことで気圧が下がる時(天気が悪くなる)と低気圧が去って気圧が上がる時(天気の回復)があります。気圧が下がる時に偏頭痛を感じる方がほとんどですが、気圧が上がる時に偏頭痛を感じる方もいらっしゃいます。
気圧の変化が大きい事が予想される時には前日から自律神経の働きを整えることが重要です。(本来であれば継続的に自律神経バランスを整えることが理想)その為には、生活リズム、特に睡眠リズムと食事を意識すると良いでしょう。睡眠はいつも通りの時間に寝て理想的な睡眠時間の確保(長すぎる睡眠も自律神経には負担がかかります)、食事は前日の夜の糖質量を減らすことをお勧めします。もちろん血管を拡張させるアルコールは控えましょう。
車で高い山を越える時の急激な気圧変化や新幹線の高速でトンネルに出入りする時、高層マンションの高速エレベーターも気圧に変化が起こります。単発で偏頭痛が誘発されることもありますが、繰り返されることで誘発されることの方が多い傾向があります。
気温の変化
気温変化は気温が上昇する時に起こりやすい傾向があります。気温が上昇すると全身の血管は開き血液循環が良くなります。この反応は偏頭痛を引き起こす血管にも同様の事が起こり、偏頭痛が血管拡張型頭痛であることから頭痛が誘発されやすいのは想像しやすいと思います。気温の上昇を具体的に示すと、朝と昼の気温差が大きい時が偏頭痛を引き起こしやすいと考えることができます。
朝と昼の気温差が大きい春や秋は対策が必要で、朝は少し暑いと感じるぐらいの服装で昼の温度上昇が身体にとって急激な変化にならないようにしておくと良いでしょう。注意が必要なのは、浮動性のめまい(ふわふわするようなめまい)や湯船にゆっくり使って立ち上がった時に立ち眩みのような症状を感じる方には適さない対策です。
逆に気温が下がる時には、血管は収縮するので頭痛が起こることは少ないです。偏頭痛がした時に冷やすと収まる事が多いのもアイシングによる血管収縮作用によるものです。ただし急激に気温が下がる時には自律神経が適応できず偏頭痛が引き起こされることがあるので注意が必要です。
人工的に作られた温度と言いましょうか、エアコンによってコントロールされた温度で室内と室外の温度変化は夏や冬の方が大きいのが現実です。暑さや寒さを我慢してくださいとは言いませんが、極端な温度差は自律神経の適応が困難になってしまいます。特に夏の室内から室外、冬の室外から室内のように気温が急激に上がる時には注意しましょう。
さらにサウナも偏頭痛の方にとっては大きな問題を引き起こすきっかけになる可能性があります。基本的な自律神経の働きは自然環境で生きていくために必要なコントロールです。サウナのような気温は通常の自然環境ではありえないので、自律神経から考えると負担がかかり問題が発生するリスクの高い行動となります。その為、偏頭痛がある方はサウナや熱すぎる湯船に長時間浸かるのは避けた方が良いでしょう。
マッサージも偏頭痛を引き起こすリスクになる事がある
頭痛を解消するためにマッサージを受けられている方もいらっしゃいます。軽度の緊張性頭痛や眼精疲労によって引き起こされた頭痛の場合には、血流の改善が症状の改善に繋がる可能性があるので問題はありません。ただし偏頭痛の場合には血流の改善が頭痛を引き起こすきっかけになる可能性があります。特に首のマッサージやヘッドマッサージは避ける方が良いかもしれません。特に、気圧の変化が予想されているような時にはリスクが高いと考えます。
以上、偏頭痛の原因と対策について簡単にまとめました。
偏頭痛の根本改善には自律神経のバランス改善が必要です。時間がかかる治療になりますが体質改善を目指しませんか?当院では東洋医学的鍼灸治療、自律神経免疫療法で症状改善をサポートしております。
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大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で偏頭痛の改善をサポートいたします。
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