脱臼｜Dislocation - 大阪市淀川区の東洋医学治療センター

脱臼とは？

脱臼の説明

　脱臼とは、『直達外力（直接骨に力が加わる事）や介達外力（離れた部分に加わった外力）によって関節を構成する骨同士の関節面の正常な位置関係を失っている状態』と定義されます。　

　簡単に説明すると、直接加わった力や間接的に加わった力に関わらず、外力が関節に加わることによって関節の連続性が断たれた状態という事になります。

　脱臼が単独で発生する事もありますが、関節部を損傷し骨折を伴う脱臼もあります。肘関節脱臼の場合はこのパターンが多く認められます。

脱臼の分類

脱臼には、原因・程度・時期等によって分類されます。

原因

　原因による分類は大きく２種類に分けれらます。

１．外傷性脱臼

外傷性脱臼は、外力によって発生する脱臼です。これは強い外力が加わることによって、関節の生理的範囲を逸脱するような力が加わってしまい、骨の一方が関節包を破って関節外に出てしまう状態です。ただし、顎関節や股関節の場合には関節包内脱臼になることがほとんどです。

２．病的脱臼

　病的脱臼は、関節包や関節を支える靭帯に何らかの問題が起こることによって、軽微な力でも脱臼を起こしてしまうような状態です。これには破壊性脱臼・拡張性脱臼・麻痺性脱臼があります。

程度

　程度による分類では、骨同士の関節面が完全にずれてしまい接触がない完全脱臼と、関節面に部分的な接触が残っている不全脱臼に分けられます。

時期

　先天性脱臼と後天性脱臼に分けられます。

脱臼の症状

脱臼には特有の症状があります。

１．弾発性固定

　脱臼を起こしている関節を動かそうとすると動きは認められますが、力を緩めるとすぐに元の位置に戻ってしまいます。このような状態を弾発性固定と呼びます。

２．関節部の変形

　完全脱臼の場合には、関節の位置関係にゆがみが起こる為に変形が認められます。

脱臼の予後

脱臼を起こした際に関節の損傷を起こしている時には後遺症を残す可能性があります。その代表的な問題が肩関節の反復性脱臼、顎関節脱臼による顎関節症です。

当院での治療

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当院は大阪市淀川区新大阪の東洋医学治療センターです。最寄駅は新大阪駅です。

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