腰痛を引き起こす筋肉にも様々な種類があります。その中の一つである腸腰筋はあまり有名な筋肉ではありませんが、腰痛や股関節痛などの痛みを引き起こす原因となることがあります。もしこの腸腰筋に問題が起こった場合には、気を付けていただきたいポイントがあります。
腸腰筋について
腸腰筋は、大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つから構成されています。身体の上部と下部を繋ぐ筋肉であり、背骨のカーブを維持する筋肉です。ハムストリングスに抵抗して力が入ることから、運動の際にも重要な働きを担います。腰椎から起こり小転子に向けて走行している腸腰筋は、腰痛や股関節前面の痛みを引き起こすことがあります。スポーツではサッカーやフットサルといった蹴るような動作を繰り返す際に痛めてしまうことが多くあります。腸腰筋に問題が出ている場合には椅子に座る際、深く座ることがしんどく浅く座りながら背もたれにもたれるような体勢をとられることがあります。特に普段の姿勢から腰が反っている方は腸腰筋の問題には注意が必要です。
注意点
腸腰筋に問題が起こった場合には、さらに腸腰筋を使う動きである足あげのトレーニングにはご注意ください。階段や登り坂を一気に駆け上がるような練習やダッシュの練習も負担になってしまうことがあります。ですので、どうしても運動をしたいときにはジョギング程度で行う事をオススメします。また、サッカーやフットサルで蹴るような動作も中止してください。
運動後にはアイシングをしていただくことが効果的な場合があります。その場合には、痛みが出ているところを氷や保冷剤で10~15分程度冷やすようにしてください。もし一回冷やしてみても痛みが変化ない場合には、1~2時間程度間隔をあけてください。
また、日常的なストレッチも重要です。特に腸腰筋の場合には、あまり手ごたえもなく、また深部の為ゆっくりと時間をかける必要があります。太もも前面や腰周辺をしっかりとストレッチするように意識してみてください。
腸腰筋の問題はしつこく続くこともあります。日常のケアもしっかりと行うように気を付けてください。
当院での腸腰筋治療
当院で腸腰筋に対して治療を行う際には、鍼灸治療を選択することが多いです。理由として、腸腰筋は深部の筋肉のため表面的にマッサージ等で刺激を入れても腸腰筋にまで影響を及ぼす可能性が低いことが考えられます。そのため、鍼治療において深層まで刺激を加えることを目的とします。症状がある程度改善し再発を予防する段階では、整体療法を行い腸腰筋に間接的に負担がかかりにくい状況を作ることも考えます。状況に合わせて治療法の決定を行い症状の改善を目指します!
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大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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