大阪市淀川区の東洋医学治療センター

大阪市淀川区新大阪(西中島南方)の東洋医学治療センターです。鍼灸、整体で症状改善をサポートします。

顎関節症のセルフケア

顎関節症治療

顎関節症のセルフケア

 顎関節症は様々な問題から発症につながります。ぶつけたなどの明確な原因がない場合、顎関節症は日常生活の問題によって引き起こされていると考える事ができます。視点を変えれば、日常生活を改善する事で顎関節症の予防や改善を目指すことができるという事にもなります。 このページではご自身で出来る日常生活での注意点・セルフケアの方法をご紹介します。

 

1.食いしばりをしない

 顎関節症が発症した方の多くにみられる癖の一つが、食いしばりです。改善するためには、普段から顎周りをリラックスさせ、食いしばりをしない事が非常に重要です。特に、食いしばりをしていることに気付いていない場合には顎関節症が改善しにくい傾向があります。重い物をお持ち上げた瞬間などのわずかな食いしばりは問題ありません。しかし、何もしていないときに、上下の歯が接触している場合には要注意です。まずはご自分が食いしばりをしていないかどうかの確認を行ってください。もし食いしばりをしているようでしたら、すぐに上下の歯を離すようにしましょう。

 

2.ストレス管理

 顎関節症の日常のケアでもストレス管理が大切です。「歯を食いしばってがんばれ」という言葉があるように、ストレスは食いしばりを引き起こす大きな原因です。また、過労状態も食いしばりを引き起こす原因となります。ストレスをためないように適度にストレス解消を行うようにしましょう。

 

3.改善するまで硬いものは食べない 

 痛みや動きに異常がある場合は、症状が改善するまで硬いものを控えることをお勧めします。硬いものを食べた時に顎関節症を悪化させてしまう恐れがありますので、ご注意ください。

 

4.片噛みをしない

 片方で噛むとどちらの顎関節に負担がかかると思いますか?噛んでいる方の顎関節ですか?それとも、反対側の顎関節ですか?
噛んでいる方の顎関節に負担がかかると思われる方も多いのではないでしょうか?実際には噛む側と反対側の顎関節に負担がかかります。

咬合圧

 この理由は『てこの原理』が働くためです。物は奥歯で噛む事がほとんどです。この時、噛んでいるところがてこの原理で言うと支点になります。そして、この支点が偏っているので力は反対側にかかる事になります。これはシーソーの原理と同じです。つまり、噛んでいる側の顎関節には広げられるような力がかかり、逆に噛んでいない側の顎関節には圧迫する力が加わることになります。

 このように顎関節にかかる力が不均衡になると、関節の状態が不安定になります。そうすると、噛む側の外側翼突筋が顎関節を安定させるために関節円板を前方に引き出します。そうすると、関節円板の厚い後方の線維が引き伸ばされ、前方の関節円板の厚みが増し顎関節が安定します。このようにして、関節円板の厚みを調節することによって顎関節を安定させようとします。

 このような状態が一時的であれば顎関節には全く問題は起こりません。ですが、片噛みをすることが癖となって毎回このような状態が起こると、関節円板の位置異常が起こってしまいます。結果、顎関節症の発症の要因にもなるため、両方の歯で噛むように心掛けましょう。

 

5.口を大きく開けすぎない

 口を大きく開けた時に、顎が異常な動きを起こし症状を悪化させることがあります。その為、痛みが出ている間は大きなものを食べる時には小さくする、なるべく大きな声では話さない、あくび、カラオケなどに注意が必要です。

 

6.マッサージ 

 頬の部分の筋肉を柔らかくマッサージする事は、顎関節症の改善に非常に有効です。ですが、痛みが強い時や発症初期はあまりしない方がいいでしょう。マッサージをすることによって炎症を強めてしまい、痛みが悪化してしまう可能性があります。また、強い力でマッサージすることも筋肉の線維を痛めやすくなります。行う時には、軽めの力でするようにしてください。

 

7.頬杖をつかない

頬杖

 頬杖をつく事で顎関節に非常に強い突き上げられるような圧迫が加わってしまいます。
 この力は、関節内部の構造物(関節円板や関節軟骨)などを傷害してしまう可能性があります。さらに頬杖をつく方は、この姿勢が癖になってしまっている方も多くいらっしゃいます。その為、頬杖をつく側は常に同じになってしまいます。そうすることで顎関節の動きに関係する筋肉が弱ってしまうことがあります。また、左右での筋肉バランスも壊してしまうため、顎関節症発症・悪化の原因になってしまうことがあります。
気が付いたらすぐに頬杖をやめるようにしてください。 

 

8.いい姿勢を保つ 

 姿勢が崩れると身体のバランス全てが崩れます。特に骨盤が前傾(おじぎしたような状態)し猫背になってしまうと、顎を突き出すような姿勢になってしまいます。この姿勢は、首の前側の筋肉に無理な負担をかけてしまい顎関節症に悪影響を与えてしまいます。いい姿勢を心がけしょう。

 

9.寝る時は上向きで寝る

うつ伏せで寝る

 寝る時の姿勢は上向きが理想的です。
うつ伏せや横向きは、寝ている時に頭の重みが顎関節部分にかかってしまいます。その為、顎関節部分の血管は圧迫されてしまい血液循環が悪くなり、顎関節部分の疲労が取れにくくなってしまいます。
 また、上にきている顎関節の方で片噛みをする癖がつくことが多く見受けられます。
 それ以外にも、横向きで寝ることによって骨盤のゆがみが起こってしまいます。骨盤がゆがんでしまうと背骨のゆがみが起こります。その結果、顎関節症が悪化しやすい傾向があります。
寝る時はできるだけ上向きで寝ましょう

 

10.患部を冷やすまたは温める

 顎関節症になってしまうと、顎関節周辺に痛みが現れます。このようなときに考えなければいけないのが、”温めたほうがいいのか?”または”冷やしたほうがいいのか?”ということです。どちらにした方が良いの分からず悩まれる方も多いと思います。

 顎関節症は症状に合わせて、”温める”と”冷やす”を使い分けなければいけません。わかりやすく分類すると、痛みが強い場合には炎症が強く起こっていることが考えられます。そのため、温めることで痛みはさらに悪化する可能性があります。このようなときには、”冷やす”ことが重要です。また、痛みはそんなに強くないけど”脈を打つような痛みがある”、口を動かしていないのに痛みがするという場合にも冷やすことをお勧めします。ただし、冷やし過ぎも注意が必要です。氷や保冷剤を使い5分程度冷やしてください。もしそれでも痛みが続く場合には、少し時間をあけてからまた5分程度冷やすようにしてください。

 顎関節の動きが悪い、引っかかる感じがする、だるいなどのときには温めることが重要です。温めて血液循環が良くなることによって症状が軽減することが考えられます。患部を5分くらい温めましょう。

 

11.適度な運動

スポーツで顎関節症予防

 スポーツをする事は、身体にとって筋肉の増強や血液循環の促進、精神的な面からみるとストレスの解消など身体にとってよいことが多くあります。ですが、顎関節症になってしまったはいけないスポーツもあります。やってはいけないスポーツとは、噛みしめないとできないようなスポーツ身体が冷えてしまうスポーツ顎に打撃があるスポーツです。

噛みしめないとできないようなスポーツ:重量挙げ・過度な筋トレ
身体が冷えてしまうようなスポーツ:水泳
顎に打撃があるスポーツ:格闘技・アメリカンフットボールやラグビー
これらのスポーツを行うことによって顎関節症は悪化してしまうことも考えられます。顎関節に負担のかからないスポーツを心がけましょう。

 

12.ムードメーカにーならない

 顎関節症に陥ってしまう方の多くは、リーダシップがあり周囲のムードメーカー的な存在であった方が多くいらっしゃいます。不調がある間は、周囲の空気が気になるかもしれませんが、ムードメーカーなどになる必要はありません。これを無理に行ってしまうと、不調が再発してしまう事も考えられますご注意下さい。

 

13.顎関節症の対策用品
顎関節症の対策用品は対症療法のものと、根本的な原因にアプローチをするものがあります。痛みが我慢できるレベルの時には対症療法の対策用品は控えましょう。

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 当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。

プロの治療によって、安全・安心に顎関節症の改善をサポートします。
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
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できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。

一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。

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