顎関節症を発症させてしまう原因はいくつかあります。明確な外傷がきっかけであれば原因ははっきりとするのですが、原因がわからない場合にはご自身で普段している日常生活の癖が影響していると考えられます。癖は一つだけが影響しているというより、いくつもの癖が含まれて発症要因となっていることが多いです。今回はその中の一つ、「寝る時の体勢」についてご紹介いたします。
顎関節症に影響する寝るときの体勢
何気なくしている寝ている時の体勢によって、顎関節症の発症・悪化リスクを高める可能性があります。寝る時の体勢は大きく３つのタイプがあります。
１、仰向けの体勢
２、横向きの体勢
３、うつ伏せの体勢
この３つの寝るときの体勢の中に、顎関節症に影響しやすい体勢があります。それは、横向きの体勢とうつ伏せの体勢です。どちらも顎関節へ負担がかかりやすい体勢と言えます。
横向きで寝ると顎関節症が発症しやすい理由
横向きの体勢は、下になっている側の顎関節に圧力がかかります。同じ側ばかり向いて寝続けていると毎晩一定の圧力をかけ続けてしまうことになり、顎関節症を誘発する要因の一つとなってしまいます。また、下になっている側と上になっている側の筋力バランスにも変化が出てしまいます。圧迫されている側は血液循環が悪くなり筋肉に栄養が回らなくなる分、筋力が弱くなってしまいます。顎関節は下顎骨がぶら下がっているだけであり、周辺の筋肉の力が非常に重要です。左右の筋力バランスが崩れてしまう事によって顎関節の歪みの原因にも繋がり顎関節症発症リスクとなります。
筋肉以外にも、靭帯や関節にも影響が及びます。その結果、耐え切れなくなった時に一気に痛みが起こってしまったり、少しの刺激によって痛みが誘発されやすい状況を作ってしまうことがあります。朝起きたら痛みが出ていたという事もありますし、弱くなっていた筋肉や靭帯は会話やあくび・食事などの際の何気ない動きが刺激となって痛みが誘発されるような事もあります。
ただし、横向きで寝たからといってすぐに問題が起こるわけではありません。ポイントとなることは、毎回・毎日同じ向きでの横向きで寝ていないか？という事です。今現在、少しでも顎関節に対して不安があるような方は寝る時に同じ向きばかりにならないように注意してみてはいかがでしょうか？ここで注意しないといけない事が、右ばかりを向いていたからと左ばかり向き、もしくはこの逆は危険です。これでは、また反対側に負荷がかかり続けるのでご注意ください。
うつ伏せの体勢
うつ伏せの体勢で寝ていると言っても、真下を向いて寝ている事はほぼないと思います。うつ伏せの体勢をとっていたとしても顔は左右どちらかに向いているはずです。顔が左右どちらかに向いているという事は、横向きの体勢同様下になっている側の顎関節が圧迫されている状態をつくることになります。その為、うつ伏せで寝ている体勢も顎関節症発症のリスクがあります。
また、うつ伏せの体勢では顔が左右どちらかに向いているため首の捻りが加わります。寝違えなど首を痛めてしまう可能性もありますので、うつ伏せで寝ることもご注意ください。
うたた寝の時の体勢も要注意
うたた寝はついついしてしまう事があると思います。短い時間だけで終わる事もあれば、少し長めになってしまうこともあるのではないでしょうか？この「少しだけ」と思っていることが、意外にも顎関節症発症に繋がってしまうケースがあります。
うたた寝をしている時の体勢は、状況により様々です。机に突っ伏す様にしてうたた寝をしていたりすることもあれば、こたつに入って横になった体勢でついつい・・・なんてこともあると思います。短時間とはいえ、うたた寝の時に片側の顎関節に圧力が加わり続けた場合にも、顎関節周辺の組織に微小の損傷を与えてしまう可能性が考えられます。また、筋肉に対しても負担がかかることもあり、起きたら顎関節が痛いとなってしまう事があります。
横向きで寝ていなくても下を向いてうたた寝をしていたとしましょう。下向きになればなるほど上の歯と下の歯は当たりやすくなり、寝ている間の食いしばりを誘発させてしまいます。その結果、起きた時に首の痛みだけでなく顎関節症を引き起こしていることも考えられます。
結局、リスクが少ない体勢は・・・
結論から言うと、仰向けの体勢で寝ていただくことが顎関節症に対しても、身体の歪みに対しても一番オススメです。寝てしまってからは、寝がえりで動くことが普通ですのでどの体勢になってしまっても仕方ありません。ですので、朝起きたら横向きだった・うつ伏せだった、このような場合は問題ありません。しかし、まだ布団に入って意識があるうちにはなるべく仰向けの体勢にするように気を付けてみてください。ただし、腰痛等で仰向けがしんどいという方がおられます。このような場合には横向きでもかまいませんが、毎回同じ向きにならないようにご注意ください。
発症した場合には早期治療開始がオススメです
顎関節症が発症した場合には、早期に治療を開始することをオススメします。何故なら、顎関節症が進行性の疾患であるからです。朝起きた時に「なんとなくだるい」といったごく軽度の症状がたまにあるぐらいであれば様子見でも良いのですが、起きて口が開けることが出来ない・痛みがあるなどの場合には早めに受診しましょう。
寝る体勢などの何気ない動作が影響して顎関節症が誘発されることが多いです。しかし、ご本人は無意識に行っているため何が問題になるのか分かられていない事もあります。当院では、そのような影響しやすい日常生活での癖の指摘を行い、少しでも顎関節症改善を目指します。寝る体勢は顎関節症はもちろんのこと、身体の歪みにも繋がる危険性がありますので是非ご注意ください。
痛みが強く現れている場合や筋肉に問題が起こっている場合には、鍼灸治療を選択することがあります。筋肉に対して直接刺激を加えて症状の改善を目指します。鍼治療が初めての方はイメージで怖いと思われている事が多いですが、使用する鍼は髪の毛程度の細い鍼を使用しておりますので「思ったほど痛くなかった」とおっしゃる方の方が多いです。
また、当院は国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。
関節の問題の場合には整体療法を行うこともあります。顎関節症の場合には、顎関節周辺の矯正を行い症状改善を目指します。
また、腰痛や首の痛みなどの他の問題に関しても治療をおこなっております。腰が痛くて仰向けの体勢がしんどいからしたくてもできない・・・といったお悩みに対しても、腰痛治療を行い改善をサポートすることもいたします。それ以外にも顎関節症の場合には肩こりや首こりといったお悩みを持たれている方も非常に多いです。それらに関しても対応しておりますので、身体のお悩みはまとめて当院へご相談ください！
治療料金
・顎関節症治療料金は、鍼灸治療・整体療法ともに５５００円（税込み）となっております。それ以外の治療に関しては金額が前後することがございます。
※初回のみ、初診料２２００円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途１１００円いただいております。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です！
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった！
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている！
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった！
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった！
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。１日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所：大阪市淀川区西中島３丁目１７－１７
竹田ビル別館３F （たこ焼き十八番さんのビル）
