大阪市淀川区の東洋医学治療センター

大阪市淀川区新大阪(西中島南方)の東洋医学治療センターです。鍼灸、整体で症状改善をサポートします。

自律神経失調症の東洋医学治療とは?

自律神経失調症の東洋医学治療とは?

東洋医学の基本的な考え方に”心と身体は1つ”という考え方があります。自律神経失調症はストレスやメンタルの問題が原因となって発症する可能性が高いことから、東洋医学的な治療が自律神経失調症の改善には最も適していると考えております。

投薬などによる対症療法ではなく、根本から改善したい方にはお勧めの治療法と言えるでしょう。

どんな治療法?

当院で行っている自律神経失調症の治療は、東洋医学を基本とした治療と東洋医学の概念に西洋医学的な考え方も併せて行う治療法があります。

治療法の決定は、自律神経失調症の患者さんの体質や自律神経バランスを計測した結果に照らし合わせ、できるだけ早期に症状を改善するために最も適した方法を選択します。

代表的な治療法をご紹介いたします。

東洋医学的治療

東洋医学の治療は東洋医学が系統立てられた時からの統計論によって成り立っている治療法で、身体の状況に合わせて経穴(ツボ)を用いて鍼灸治療を行います。

身体の内部環境のバランスを常に一定に保とうと働きます。西洋医学ではこの働きを内部環境恒常性維持(ホメオスターシス)と呼びます。この微妙なバランスが崩れた時に自律神経失調症が発症します。

陰陽対極の図

上のイラストは陰陽対極の図と呼ばれるものです。

黒い陰の部分が大きくなると白い陽の部分は小さくなり、逆も起こります。また陰の極大期には陽が内部に生まれ、陽の極大期にも陰が内部に生まれます。自律神経機能で考えると陽が交感神経、陰が副交感神経となります。

ストレスが長期間継続することによって陽(交感神経機能)が過度の働き続けるとバランスを保つことができなくなってしまい、陽の中に生まれた陰の働きに乱れが発生します。これが自律神経失調症の発症です。このバランスを東洋医学的な分析と治療によって改善するのが東洋医学治療です。

西洋医学と東洋医学を合わせた治療

この治療法は、体の中を流れる微弱電流を計測することで自律神経バランスを計測し得られたデータ(診断)に対して東洋医学的に治療を行う方法です。

この方法は京都大学の故中谷義雄先生によって作り上げられた治療法で、東洋医学と西洋医学が初めて合わさった治療法で良導絡(りょうどうらく)と呼ばれます。

良導絡

良導絡の良いところは、客観的なデータと患者さん自身が身体の状況がどのような状況なのかを目で見て確認できるところです。これにより原因不明の症状として強い不安を感じていた状況から原因が明確な疾患になります。原因不明の強い不安は、ストレスとなり自律神経失調症をさらに悪化させてしまう可能性があるのです。この悪い流れを断ち切ることができるだけでも大きな変化になることがあります。

治療は手足を中心に、必要な場合には体幹や頭部にも行います。

西洋医学的鍼灸治療

自律神経失調症の西洋医学的鍼灸治療では、指先で心電図を計測し心電図から自律神経のバランスを分析、そのデータに従って治療を行います。

自律神経バランス計測

治療は首や頭部に行うことがほとんどです。

鍼灸治療

鍼灸治療で使用する道具は鍼とお灸です。

鍼(はり)

鍼は太さが0.016ミリ~0.03ミリの髪の毛の太さ程度です。そのため鍼治療に痛みはほとんどありません。

鍼

感染症は大丈夫?

現在、鍼治療に使用される鍼は使い捨ての鍼です。ごく一部の治療院が滅菌して再利用することもあるようです。

ちなみに当院はすべて使い捨ての鍼を使用します。

気になる方は治療院を選択される際に電話で確認されることをお勧めします。さらに使用する鍼をすべて目の前で滅菌パックから取り出してもらう事で安心感は高まるでしょう。

お灸

お灸はもぐさを使用して行われる治療法です。

身体に直接もぐさを置いて施術する方法や、お灸と身体の間に物を挟んで行う隔物灸、鍼とお灸を組み合わせて行う灸頭鍼などの方法があります。