慢性的にストレスが加わり続ける事や生活リズムの乱れ、食事のバランスの問題など日常生活の小さな問題から自律神経機能の乱れが引き起こされ、体の不調が発生し自律神経失調症が発症する方が年々増加しております。
自律神経失調症とは?
自律神経失調症という単語を聞かれたことがある方もいらっしゃるとは思いますが、実際にはどのような状態が自律神経失調症なのかご存じない方のために簡単にご紹介いたします。
最も特徴的なこと
体調不良を訴えて医療機関を受診し、様々な検査を受けたにもかかわらず異常が見つからない、これが自律神経失調症の特徴です。
自律神経失調症は、自律神経機能が乱れることによって内臓の機能が低下したり、血流が悪化したりすることで症状が発生します。これによって内臓自体の構造には問題が発生することはなく機能だけに問題が発生します。
問題が起こるのは自律神経に支配されているすべての領域であるため、体のどこにでも問題が発生する可能性があると考えることができます。(下のイラスト参照)
慢性的な胃痛や過敏性腸症候群、偏頭痛や緊張性頭痛、めまい、などさまざまな症状が自律神経失調症によって引き起こされます。これらの症状は1つだけの場合もあれば多くの症状が現れる方もいらっしゃいます。
この違いは体質や日常生活問題が生んでいると考えることができます。
自律神経失調症が発症したら・・・
自律神経失調症が発症したときにまず行うセルフケアは日常生活の見直しです。その中でも生活リズムの安定、特に睡眠時間と食事の時間を安定させ、体に不調があるかもしれませんが軽度な運動を行うことをお勧めします。
気を付けた方が良いこと
自律神経失調症を改善するためにはセルフケアが欠かせません。睡眠・食事・運動の3点を意識してください。
睡眠
睡眠時間はあなたの体に合った時間を確保するようにしてください。目安としては目が覚めたらすっきりしている(以前はすっきりしていた)睡眠時間が理想です。睡眠時間が短いから問題になる事はないので、無理に長くなる必要はありません。
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セルフケアで症状が改善しない時
自律神経失調症のセルフケアを行っても症状が改善しなかった時には治療を開始することをお勧めします。目安は個人差がありますが1~3か月を目安にすると良いと考えております。治療開始までの期間が長くなればなるほど症状が固定されやすくなる傾向があります。
自律神経失調症で何科を受診する?
自律神経失調症はで様々な症状が現れる可能性があります。今感じている症状に適した診療科目を受けられるとよいでしょう。
そして構造上の問題が見つからなかったにもかかわらず不調が現れている場合には自律神経機能の乱れを考える必要があります。
自律神経失調症治療を受ける時の注意点
自律神経失調症の治療を受ける際に最も重要なことは、自律神経のバランスを計測してから治療を行うことです。
自律神経失調症と一言で言っても
・交感神経機能が強すぎるタイプ
弱っているタイプ
・副交感神経機能が強すぎるタイプ
弱っているタイプ
・自律神経機能が全体的に弱っているタイプ
上記の5種類があります。当然、5パターンそれぞれ治療法が異なるため、自律神経の働きを正確に把握する必要があります。必ず自律神経バランスを計測できるところで治療を受けるようにしましょう。
その他の注意点
最近は、”整体”が多く出店されています。そして中にいる方が白衣を着ていたりすることで、整体を医療機関と勘違いされている方も多いようですが、整体は医療機関ではありません。エステやクイックマッサージと同じで医療従事者ではないのです。
そのため自律神経失調症のようなつらい症状をお持ちの方が治療を受ける場所ではありません。ご注意ください。
お勧めの治療法
自律神経失調症の場合にお勧めの治療法は”東洋医学”です。
東洋医学は”心と身体はつながっている”と考え発展した医学です。そのため心の問題から発症した自律神経失調症はまさに専門ということができます。
当院は東洋医学のスペシャリストとして国連機関WHFに認定されました!
自律神経失調症でお困りの方はお気軽にご相談ください。
自律神経失調症治療料金
東洋医学治療 1回 6600円(税込み)
初診時には自律神経バランス検査料金とカウンセリング料合わせて別途4400円(税込み)が必要です。