デスクワークをしている方で肘の痛みを感じることがあります。その際、病院に行ってみるとテニス肘・ゴルフ肘といった診断をされることも少なくありません。ですが、テニスもゴルフもしていないのに・・・といった、思い当たることが無いにも関わらず発症しているパターンもあります。しかし、デスクワークをされている方であればデスクワークの時間が肘には思いのほか負担をかけています。
そもそもテニス肘・ゴルフ肘って？
名前の通り、テニスをされている方に多くみられたためテニス肘・ゴルフをしている方に多くみられたためゴルフ肘と言われています。ですが、正式にはテニス肘は「上腕骨外側上顆炎」・ゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎」という疾患名になります。
上腕骨外側上顆には長橈側手根伸筋や短橈側手根伸筋といった筋肉が付着し、上腕骨内側上顆には橈側手根屈筋や円回内筋といった筋肉が付着しています。これらの筋肉は手首や指を動かす筋肉であり、日常生活で繰り返し使っていると知らない間に負担となります。その結果、付着部分にストレスがかかり炎症が引き起こされ痛みを感じるようになってしまいます。筋肉・腱による問題の場合にはレントゲン上では問題なしとされることもありますが、炎症が強い場合にはレントゲンで白っぽく映ることもあります。また、慢性化することによって上腕骨外側上顆や内側上顆の変形が認められることもあります。
テニス肘・ゴルフ肘のチェック方法
テニス肘
・トムゼンテスト（手関節伸筋テスト）：手の平を下に向けた状態で肘を伸ばした体勢をとっていただきます。検者は手の甲を押さえ、患者さんはそれに抵抗するように手首を伸ばしていただきます。この時に肘外側に痛みが現れれば陽性となります。
・Ｃｈａｉｒテスト：持てる範囲での椅子を肘を伸ばした状態で持ち上げていただきます。この時に手の平を下にした状態で持ち上げるようにしていただきます。これで肘外側に痛みが現れる場合に陽性となります。
・中指伸展テスト：トムゼンテストのように手の平を下に向けて肘関節を伸ばしていただきます。そのまま検者は中指を押さえ、患者さんは中指だけを抵抗するように伸ばしていただきます。この時に肘外側に痛みが現れれば陽性となります。
ゴルフ肘
・手関節屈曲テスト：手の平を上に向けた状態で肘を伸ばしていただきます。検者は手を押さえるようにし、患者さんは抵抗するように手首を曲げるよう力を入れていただきます。この時に肘内側に痛みが現れた場合には陽性となります。
以上のテストで陽性、更には痛みの場所・痛みが現れるタイミング等の所見から、診断していきます。
デスクワークで肘の痛み発生！
近年では、テニスやゴルフをしていないのに肘の痛みで悩まれている方がおられます。テニス肘・ゴルフ肘と診断されて「何故？」と思われている方も多く、対処に困られている事が多々あります。スポーツをしていないのに肘の痛みが現れる方の多くが、デスクワークをされている傾向にあります。
デスクワークをしている時には、タイピングやマウスのクリック指にかかる衝撃が実は肘の方にまで影響しています。上記でもお伝えしたように、手首や指を動かす筋肉は上腕骨外側上顆・内側上顆に付着しています。肘関節周辺を軽く触りながら指を動かしていただくと、どれだけ筋肉が動いているかわかると思います。お仕事となると何時間も同じ筋肉に負担をかけ続けることとなり、耐え切れなくなった時にテニス肘・ゴルフ肘の発症となります。
対策
ストレッチ
デスクワークでも腕の筋肉には負担がかかるため、本来であれば筋肉のケアが必要です。そのため、お仕事の間も出来る時には腕のストレッチを行う事が大切です。腕の筋肉が伸びているなと思えるストレッチを定期的に行うようにしてください。
デスク環境の改善
文字の入力を行う時、キーボードのキーストロークが深いタイプであれば要注意です。深いタイプは一回一回押さえる時の衝撃が強くなってしまいます。ですので、出来るだけキーストロークの浅いタイプのキーボードを使用するようにしてください。
アイシング
痛みが現れてしまった場合には、早期に炎症を引かすことが重要です。炎症を引かす方法としては、アイシングが一番効果的です。シップを使ってアイシングをされる方がおられますが、これでは効果がありません。氷や保冷剤、氷嚢などを使用してしっかりと冷やされることをオススメします。（ただし、凍傷には十分注意してください）
当院での治療
当院では、肘の痛みに対して鍼灸治療・整体療法・低周波治療・テーピング療法を症状に合わせて選択し治療を行っております。
基本的には鍼灸治療が第一選択となることが多いです。理由として、筋肉による問題で引き起こされることが多く、その緊張を取り除くためには直接刺激を与えることが出来る鍼灸治療が効果的と考えているからです。
整体療法を行う場合は、比較的症状が軽度であったり再発を予防したい段階の時に選択することがあります。
当院で行う肘関節の痛みに対する治療は、一人一人の症状に合わせて行います。鍼治療を選択する場合であっても、鍼治療だけを行う時もあれば、鍼治療に電気を流す鍼通電療法を選択するときもあります。
当院は、国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた鍼灸の技術で、肘関節の痛みの改善をサポートいたします！
当院では鍼灸治療だけでなく、整体療法やテーピング療法などによっても治療を行っております。整体療法では、手技や機械を用いて可動域の改善などを目的に行います。テーピング療法は痛みが強い場合やお仕事などで手を使わないといけない場合に、補助的な目的で行います。固定をするようなテーピングは行いませんので、ご安心ください。
対策の項目でもお伝えしたように、日頃のケアは改善のために重要な要素となります。特に、大きなきっかけなく痛みが発症した場合には、気が付かない間に日頃の手の使い方に問題を引き起こすだけの負担がかかっていた可能性が高いと考えられます。そのため、当院では一人一人の状況に合わせたセルフケアの方法をお伝えしております。
治療料金
・肘の痛みの治療は、鍼灸治療・整体療法ともに片肘３３００円（税込み）となっております。
※初回のみ、初診料２２００円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途１１００円必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区の東洋医学治療センターです。最寄駅は、阪急京都線 南方駅から徒歩１分・御堂筋線 西中島南方駅から徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。
・肘が痛くてテニスが出来ない！
・何もしていないのにテニス肘といわれたけど、どうしていいか分からない。
・なかなか痛みが治らない。
・痛みが落ち着いたからテニスを再開したら、また痛くなってしまった！
このようなお悩みを抱えておられる方は、是非当院へご相談ください！
プロの治療によって、安全・安心にテニス肘の改善をサポートします。
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
あなたの症状に応じて東洋医学治療や整体療法を使っています。もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。
できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。
一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力でテニス肘の改善をサポートいたします。
アクセス
住所：大阪市淀川区西中島３丁目１７－１７
竹田ビル別館３F （たこ焼き十八番さんのビル）
