顎関節症とは、顎関節周辺に起こる症状を一まとめにした総称であり、その中から原因によって細かく分類されています。顎関節症は、Ⅰ型顎関節症・Ⅱ型顎関節症・Ⅲ型顎関節症・Ⅳ型顎関節症・Ⅴ型顎関節症と分類されており、それぞれ特徴的な症状があります。それぞれで原因が異なっているため、対処法も変わってくることがあります。治療を受けている場合には担当の先生から直接状況に合わせたケアが提案や指導されていると思いますが、特にインターネットで色々なケアの方法を調べたりするような場合には自分が一体どの分類に当てはまるのかを知っておくことが重要です。
今回は、ご自身でもある程度の顎関節症のタイプを想定できるようにそれぞれの分類別の代表的な症状をご紹介します。
Ⅰ型の顎関節症の症状
Ⅰ型の顎関節症は、咬筋や側頭筋といった口の開閉、食事の際などに使われる咀嚼筋に障害が起こって発症する顎関節症です。そのため、顎関節周辺の筋肉付着部や関連部にかけて広く痛みが認められ、初期は鈍痛が引き起こされることが多いです。このタイプの顎関節症は、顎関節症発症初期によくみられることが多くあります。
○エラの部分や頬の部分など、広範囲に鈍痛が起こる
○食事や会話で顎を動かし続けると、顎がだるくなる
○よく寝違いを起こす
○目が充血しやすく疲れやすい
○慢性的に首から肩にかけてコリ感や重だるさを感じている
○耳鳴りやめまいを感じることがある
○耳閉感（耳が詰まった感じ）がする
○後頭部やこめかみに頭痛がある
○頬骨周辺の痛み
○原因不明の鼻詰まりがある
Ⅱ型の顎関節症の症状
Ⅱ型の顎関節症は、外傷（けが）による損傷のため様々な症状が認められます。外傷がきっかけとなることがありますので、こけた・ぶつけたといったご本人も受傷のきっかけを把握されていることがあります。その他のきっかけとしては、よく頬杖をつく影響や横向きで寝ていてその間に受けた圧力によって引き起こされるようなものもあります。
○比較的強い痛みが起こる
○顎関節の運動（口の開け閉め等）に痛みが伴う
○顎関節部を触ると痛い
○何もしなくても顎関節部分に拍動性の痛みを感じる
○痛みが強くて顎を動かすことが出来ない
Ⅲ型顎関節症（顎関節内障）の症状
Ⅲ型の顎関節症は、顎関節の内部構造（関節円板等）の異常によって引き起こされる顎関節症です。そのため、痛みや運動障害が認められます。Ⅰ型顎関節症が進行してⅢ型顎関節症も引き起こされるケースがあります。
○口を開け閉めしにくいことがある
○口を開け閉めする時に”パキパキ”音が鳴ることがある
○口を開けるときにまっすぐ開かず、どちらかに顎先がゆがむ
○開口時、顎関節が引っかかり口が開かない（ロックがかかったように開かない）
○物をかむときに顎関節部に痛みがある
Ⅳ型の顎関節症の症状
Ⅳ型の顎関節症は、他の顎関節症がさらに進行してしまい顎関節を構成している下顎骨など骨に変形が起こっていることによって発症する顎関節症です。そのため、Ⅳ型顎関節症の代表的な症状があるというよりは様々なタイプの顎関節症の症状が認められることが多いです。また、Ⅳ型顎関節症の場合には骨の変形が起こっているため、画像診断にて確認ができます。
〇開口障害が起こっている
〇顎関節部分に痛みがある
〇口を開けるときに、ガリガリと石を削るような音がなる
Ⅴ型の顎関節症の症状
Ⅴ型顎関節症の場合には、上記の分類に当てはまらない顎関節症のパターンの際に分類されます。画像上でも特に異常が認められないのですが、症状が引き起こされているタイプです。症状としては特筆してこれといったものはなく、様々な症状が現れます。
以上が、分類別の症状をざっくりとまとめたものとなります。顎関節症の分類とは別に、顎関節症によって違う問題が引き起こされてしまうこともあります。顎関節症によって自律神経失調症が併発することもあります。 そして、顎関節症は顎関節部の痛みだけでなく全身症状を起こすこともあります。そのため、顎関節症かなと思ったら早期の治療開始をお勧めします。
また、顎関節症は進行する疾患であるため、初期は筋肉の問題だけであったのに徐々に関節の変形が引き起こされてしまうこともあります。そうなると、症状の改善にはさらに時間がかかるようになってしまう可能性が考えられます。ましてや、骨の変形まで起こってしまうと鍼治療や整体療法といった方法では、症状が改善しないケースもあります。ご注意ください。
当院は、医療系国家資格を取得し１０年以上の治療経験を持つスタッフが治療を担当しております。東洋医学だけでなく西洋医学についても学び、様々な角度から症状を把握し治療を行っております。
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当院は、国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。特に筋肉性顎関節症に当てはまる方の場合には、鍼灸治療は効果的と考えております、自信を持ってオススメする鍼灸治療で、顎関節症改善を一緒にめざしませんか？
一人一人の原因が異なり、それと一緒にケアの方法についても異なることがあります。日常生活での注意点の指摘・必要に応じたトレーニングやストレッチを指導しております。そうすることで再発を予防することが可能となります。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
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もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。１日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
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