咀嚼運動は日常生活の中で自然とされている動きであり、欠かせません。しかし、顎関節症が発症することによってこの咀嚼運動に障害が起こり、また顎関節症をはっきりと自覚するきっかけとなることがあります。症状は人によって様々であり、音が気になるかた、痛みが気になる方、だるくなってくる方などが挙げられます。
咀嚼運動について
咀嚼運動とは字の通り、咀嚼をする時の運動のことを指します。最初に物を口に入れて噛もうとする動きまでは随意運動であり、ご自身の意識で行います。口に入れるまでは顎関節運動は起こらないため問題はありません。
しかし、次の噛む段階では開口や噛む動作が必要となります。そのため、顎関節に問題が起こっている場合には開口に障害が起こったり痛みが起こるため、スムーズな咀嚼運動が出来なくなってしまうことがあります。ただし、咀嚼運動に問題を引き起こすといっても人によって現れる症状に違いがあります。そして、その症状に合わせた治療が必要となります。
顎関節症の分類別の症状
・Ⅰ型顎関節症
Ⅰ型顎関節症は咀嚼筋などの筋肉の問題によって引き起こされる顎関節症です。長い時間顎関節を動かすことが困難になってしまうことがあり、食事の時間が経つにつれて「だるくて食事が嫌になる」といった方がおられます。この症状は比較的軽度の顎関節症の場合にも現れることがあり、するめなどの長時間の咀嚼が必要な時に顎の疲れを一時的に感じるような場合もあります。ですがひどくなると僅かな時間やそこまで噛み続けなければいけないような食べ物でなくても症状が現れるようになります。
また、咀嚼筋は噛むときに収縮しなくてはいけないのですが過緊張状態になると縮むことが出来なくなることがあり、そのタイミングで痛みが発生することもあります。
・Ⅱ型顎関節症
靭帯の損傷や関節包での炎症などによって急激な痛みが起こることがあるⅡ型顎関節症では、咀嚼自体が困難になってしまう事が多いです。強い痛みが現れることが多く、開口などの動き自体に痛みが伴ってしまうため食事どころではなくなってしまいます。そのため、多くの方がゼリーなどの流動食しか食べれなくなることがあります。
・Ⅲ型顎関節症
関節円板に問題が起こり発症するⅢ型顎関節症では、開口の際にひっかかりやロックがかかったようになることがあります。そうなると大きく口を開けることが出来なくなるため、食べれる物が限定されてしまうようになります。来院された方の中には、ハンバーガーやおにぎりが食べにくくなった方がおられました。
急性期の場合には痛みが引き起こされることもあり、それによって開口・咀嚼に影響が出てしまうこともあります。
・Ⅳ型顎関節症
顎関節の変形が起こっているⅣ型顎関節症では、Ⅰ~Ⅲ型の症状が起こってくることがあります。そのため、痛みや開口障害などの影響によって咀嚼運動が困難になってしまうことが考えられます。
顎関節症のタイプによっても少しずつ異なりますが、咀嚼運動に問題が起こることは顎関節症の代表的な症状とも言えます。咀嚼運動は日常生活において欠かせない動きのため、影響が出てしまった後は非常に辛い思いをされていることが多いです。我慢せずにすぐに医療機関を受診するようにしてください。
出来るセルフケアは?
・炎症が強く起こっている場合には、安静とアイシングが効果的なセルフケアです。症状としては、何もしなくてもズキンズキンと疼くような痛みが出ていたり、口を少しでも開けようとした時に強い痛みが顎関節部分に引き起こされることがあります。強い痛みが起こっている場合には炎症が考えられるため、無理をして動かさないようにし痛みが出ている部分を冷やすことで症状が改善することもあります。
・Ⅰ型顎関節症のように顎のだるさや疲労感・筋肉痛のような症状が引き起こされる場合には、冷やさないようにしていただいたり、軽い力でマッサージをしていただくことが効果的です。筋肉性の問題の場合には、血流を改善することによって筋肉の状態に少なからず変化を起こすことが出来ます。そのため、冷えないようにマスクをしていただく・わずかな力でマッサージをすることをオススメいたします。
・痛みが引き起こされている時には無理な食事は極力控えるようにしてください。食べないといけない事は分かりますが、無理して動かすことによって症状の悪化のリスクが考えられます。そのため、無理なく食べれる物に一時的にしていただいて、早期に治療を受けるようにしてください。
顎関節症改善をサポートいたします!
当院では、顎関節症の症状に合わせて鍼灸治療・整体療法を選択し治療を行っております。
・Ⅰ型顎関節症やⅡ型顎関節症の場合には、鍼灸治療を選択することが多いです。
・Ⅲ型顎関節症や再発予防を考えられている場合には、整体療法を選択することがあります。
ただし、当院では顎関節の変形が認められるⅣ型顎関節症は適応外となります。あらかじめご了承ください。
当院では、長年の顎関節症治療経験を生かし、一人一人の症状に合わせた治療を行っております。Ⅰ型顎関節症のように画像上に何も異常を示さない場合には、原因不明とされているケースもあります。しかし、顎関節症は進行性の疾患であり、症状が悪化してしまう可能性も考えなくてはいけません。
Ⅰ型顎関節症は筋肉性の問題によって引き起こされているため、筋肉に直接刺激を与えることが出来る鍼灸治療が効果的と考え治療を行っております。鍼治療の場合もあれば、症状に合わせて鍼治療に電気を流す鍼通電療法を選択することもあります。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility Community)より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた実力で症状改善をサポートいたします!
Ⅲ型顎関節症の場合には、関節の動きに制限がかかってしまい大きな開口が難しくなってしまうこともあります。そのような時には、整体療法を行い顎関節および周辺を矯正することによって症状の改善を目指します。当院で行う矯正は、バキバキとさせるような事はありません。身体にソフトな矯正方法で行っておりますので、安心して受けていただけます。
また、症状が改善した後に再発予防をご希望されている場合には、必要に応じて骨盤や背骨の矯正を行うこともあります。それら全身の矯正も行うことが出来る為、顎関節症のバランスや全身のバランスを考慮した治療が可能となります。
顎関節症が発症することによって、自律神経バランスが崩れてしまうこともあります。咀嚼運動に問題が起こると余計に影響が及ぶ危険性があります。そのため、場合によっては自律神経バランスを測定も行います。
当院で行う方法は、指尖式心電図を用いた方法・手足の電気抵抗を確認する良導絡の方法です。原因不明とされてしまいがちな自律神経バランスを目に見える形で数値化し、今現在の状態を調べ治療を行います。
治療料金
・顎関節症治療は、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となります。
※初回のみ、初診料2200円が別途必要となります。自律神経バランス測定を行った場合には、検査料を含めた4400円となります。
※院長希望の場合には、別途1100円いただいております。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった!
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている!
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった!
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)