顎関節症の用語の一つに「クローズドロック（closed lock）」があります。これは口が開かなくなった時に言われる用語です。
クローズドロックとは？
クローズドロックは、正式には「非復位性円板転位」と呼ばれます。または、「ウィズアウト」ともいわれることがあります。
関節内にある関節円板が何らかの原因によって前方に転位してしまうことがあります。前方に転位してしまった関節円板は開口時に下顎頭の動きの邪魔をしてしまい、口が開かなくなってしまいます。これがクローズドロックと言われます。クローズドロックの場合には、多くの場合で指２～２．５本分のところで口が開かなくなってしまうことがあります。「ロックがかかったように口が大きく開かない」と表現されます。
以前であれば注射によって関節腔を広げ強制的に円板を移動させる手技が行われることが一般的でした。しかし、急性期では自然と開口が回復していくことや、開口訓練によって回復させることが可能となってきていることが報告されています。顎関節は適応力もあり、転位が治らずとも開口する力をつけることによって開口が可能となることがあるため、開口距離に焦点を当てて状況を見ることが多いです。実際に患者さんとのお話の中でも、「転位があったとしても開口が出来て痛みがないのであれば問題ない」と仰ることがほとんどです。どうしても転位を無くしたいという場合には口腔外科等での処置が必要となりますが、そうでない場合には鍼灸治療・整体療法によって改善する可能性はあります。
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大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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