顎関節の働きを説明する上で咀嚼筋の存在は外せません。咀嚼筋は、咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の４つをまとめている総称で、主に噛む力の際に働いてくれています。
外側翼突筋について
起始：上頭は蝶形骨大翼の側頭下面・側頭下稜、下頭は蝶形骨浴場突起の外側板外側
停止：下顎骨関節突起の翼突筋窩、顎関節の関節包および関節円板前縁
作用：左右同時に収縮することによって下顎頭と関節円板が前方に牽引されます。片側のみ収縮することによって、収縮した側の下顎頭のみ前方に牽引され下顎は反対側へ偏位します。また、外側翼突筋の上頭は、上下の歯が接触するときに働いています。
外側翼突筋は口を開けるときにも重要な役割を担っています。また、関節円板にも一部付着していることや前方に顎を引き出す働きをしていることから、外側翼突筋の状態が開口運動に影響を及ぼしロックが掛った状態を作り出してしまう事もあります。口を開ける際には上下だけの動きだけではなく、顎は前方に引き出されています。この動きが出来なくなることで開口は小さくしかできなくなることがあります。
外側翼突筋は深部にあるため、体表から触れることは難しいです。しかし、治療の際にはポイントとなるため鍼灸治療を用いることがあります。さらには、筋力が必要となった際には外側翼突筋のトレーニングが必要となることもあります。ご自身の状況にあった治療、トレーニング等のケアをすることが顎関節症の早期改善に繋がります。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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顎関節症は進行する疾患です。１日でも早い治療開始をお勧めします。
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世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
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