手のしびれはでお困りの方は20代~40代前半にピークがある
神経症状です。手のしびれを起こしやすい方の特徴として、姿勢が悪い・手をよく使う・血液循環が悪い等があります。手のしびれを起こしやすい原因は、頸部椎間板ヘルニア、ストレートネック、胸郭出口症候群、頸肩腕症候群など体幹の問題によって手のしびれが現れる場合、手の神経が腕で圧迫される正中神経や橈骨神経、尺骨神経領域にしびれが現れる場合、また高血圧や糖尿病等の内科疾患によって手のしびれが発症する場合があります。このように発症原因が明確な場合もありますが、原因が不明の場合が多い症状でもあります。
当院では手のしびれに対して東洋医学的な治療を行っています。手のしびれでお困りの方、お気軽にご相談ください。
※当院で治療を行っている手のしびれは運動器系の問題と神経の圧迫による問題です。内科的な疾患による手のしびれの治療については行っておりません。
手のしびれチェックリスト
手のシビレの代表的な症状をご紹介いたします。これらの項目に3つ以上あてはまる場合には手に関する神経痛の可能性があります。
1.腕の長軸に沿ってビリビリする。
2.朝起きた時に手が強ばる事がある。
3.腕に鍼を刺されたような感覚になる。
4.些細な刺激によって痛みが引き起こされることがある。
5.過去に頸椎ヘルニアと診断されたことがある。
6.日ごろから猫背で姿勢が悪い。
7.肩こりを感じやすい。
8.パソコン作業を1日5時間以上行う。
9.寒い日や雨の日には神経痛が強く出ることがある(天候に左右されやすい)。
10.月経前後に痛みが現れることがある。
11.過去に交通事故等、強い力による外傷を受けたことがある。
12.慢性的にストレスを感じることが多い。
以上が、手のシビレを引き起こしやすい方の特徴です。
3項目以上あてはまる場合には手の神経痛や胸郭出口症候群の可能性があります。
手のしびれの原因
手のシビレが現れる時の原因は様々です。そして、その原因によってシビレが現れる時や現れる部位は異なります。その代表的な原因をご紹介いたします。
手のシビレを感じる代表的な疾患
1.頸部椎間板ヘルニア
2.胸郭出口症候群
3.頸部脊柱管狭窄症
4.手根管症候群
5.肘部管症候群
6.頸肩腕症候群
7.自律神経失調症
8.Friday Night Syndrome
1、頸部椎間板ヘルニア
頸部椎間板ヘルニアによって手にシビレる時には特徴があり、椎間から現れる各神経の支配領域にだけシビレが現れます。この時にシビレが現れるのは右の図に表されているデルマトームと呼ばれる領域で、圧迫されている神経の支配領域にのみ症状が現れるようになります。このシビレは、首の動きによって強まる事があります。
この領域を超えてシビレが現れるような場合には、頸部椎間板ヘルニアではなく他の疾患によって神経が圧迫されている事が考えられます。ただし、椎間板ヘルニアによって数か所神経が圧迫されているような場合には広範囲にシビレが現れる事もあります。
2、胸郭出口症候群
胸郭出口症候群とは、肋鎖症候群、斜角症候群、過外転症候群、頸肋症候群を合わせて胸郭出口症候群と呼びます。これらの症候群は、腕神経叢や鎖骨下動脈を圧迫する事によって発症する疾患です。
肋鎖症候群 :肋骨と鎖骨の間で圧迫
斜角筋症候群:前斜角筋と中斜角筋の間で圧迫
過外転症候群:小胸筋と肋骨の間で圧迫
頸肋症候群は、生まれ持った奇形の一種で第7頸椎に肋骨がある状態です。その肋骨によって圧迫されてしまいます。
シビレの範囲は腕から指先まで広範囲に現れる事が多く、シビレの症状は電車のつり革を持つような動作やドライヤーで髪の毛を乾かす時のように腕を挙げたときに強まることが特徴です。また、デスクワークでの長時間の作業も腕をわずかに上にあげている姿勢となるためシビレが現れてしまい、長時間の作業が困難になってしまうこともあります。血管が圧迫されていることもあるため、その場合にはシビレとともに手が冷たくなることがあります。
3、頸部脊柱管狭窄症
脳から出た神経は背骨の中を通って腰まで下ります。その神経が走行する背骨の中の管を脊柱管と呼びます。頸部脊柱管狭窄症とは頸椎部分で脊柱管が狭窄してしまう事によって、脊柱管内を走行する脊髄を圧迫した疾患です。
脊柱管狭窄症によって脊髄が圧迫されている場合には、圧迫部位より下の全ての領域に問題が起こる事があります。圧迫が強い場合には手のシビレだけではなく、足のシビレや内臓症状を伴う事があります。
4、手根管症候群
手首には手根管と呼ばれるトンネルのようになっている部分があり、その中を神経や筋肉が走行しています。手根管症候群とは、手首の部分で手の指を曲げる神経の1つである正中神経が何等かの原因によって手根管の部分で圧迫されることによって発症する疾患です。
手根管症候群の原因
・手の過度の使用
・ガングリオン
・妊娠中のむくみ
・人工透析によるアミロイドの沈着
手根管症候群では手の中指を中心に親指側にシビレが現れ、長期にわたる場合には親指の付け根部分の筋肉がやせてしまい、親指の運動がスムーズに行えなくなることもあります。(猿手変形)
手根管症候群によるシビレは、朝目が覚めた時や夜中に寝ている時に強く感じる傾向があります。そして、手を振ると症状が軽減する事もあります。
手根管症候群と同様に、正中神経が腕にある円回内筋によって圧迫されてシビレが現れる円回内筋症候群もあります。
※手根管
手根管とは手根(手首)の手掌側で手根骨と屈筋支帯によって形成されるトンネルのことをさします。手根骨の並びには高低差があり、母指側と小指側が少し高くなっています。それに比べて真ん中部分が低くなっているため全体的に溝ができています。この溝に蓋をするように屈筋支帯がかぶさり手根管が形成されています。
手根管には、正中神経のほかに屈筋腱なども通ります。
5、肘部管症候群
肘部管症候群とは肘の部分にある肘部管で神経が圧迫され、手にシビレを引き起こす疾患です。尺骨神経は首から出て腕の内側を通る神経で、肘の部分では骨と靭帯のバンドに囲まれる肘部管というトンネルの中を走行し、手指の方に向かって走ります。尺骨神経が圧迫されることによって特に手の薬指と小指にシビレが現れます。そのまま放置しておくと薬指と小指が曲がったままの変形が起こってしまったり、筋肉がやせ細る症状も引き起こされます。(鷲手変形)
肘部管症候群の原因
・肘関節の骨折による変形
・肘部管周辺にできたガングリオン
・肘の使い過ぎによる肘関節の変形
肘部管症候群を検査する方法
チネルサイン:肘の内側部分を叩いたときに痛みやしびれが指先まで現れるかを確認します。普段の痛みやしびれが誘発されるようであればチネルサイン陽性と判断
フローマン兆候テスト:親指と人差し指で紙を挟んでいただき、紙が抜けないように力をいれていただきます。その際、力が入らないもしくは親指の第一関節を曲げてしまう動きがみられるとフローマン兆候テスト陽性と判断
手のしびれの治療法
当院では、手のしびれに対して鍼灸治療・整体療法・メディカルオイルセラピーを行っています。それぞれの治療法の特徴を簡単にご紹介いたします。
手のシビレ治療の適応
・検査を受けたが特に原因が見つからなかった手のシビレ
・頸部椎間板ヘルニアによる手のシビレ
・胸郭出口症候群による手のシビレ
・頸肩腕症候群による手のシビレ
・手根管症候群(円回内筋症候群)
・肘部管症候群
・ギオン管症候群
・その他
鍼灸治療
鍼灸治療は当院が自信を持ってお勧めする治療法です。
手のシビレは日常生活に問題を起こす可能性の高い症状です。その為、当院では手のシビレを軽減されることを第一に治療を行います。
鍼灸治療の特性として、痛みやシビレを軽減させる能力が高いことがあげられます。この特性を生かし、手のシビレや痛みを和らげます。その後、症状が軽減した後に手のシビレが再び起こらないように身体全体のバランスを改善します。この段階では、整体療法がお勧めです。
当院で行っている鍼灸治療は、東洋医学概念を基本に西洋医学の良いところやこれまでの手のシビレ治療経験を取り入れ、当院オリジナルの方法で行っています。手のシビレ治療で使用する鍼(はり)は太さが0.2㎜前後の髪の毛と同じぐらいの太さの針を使用します。鍼灸治療は国連機関WHFから鍼灸スペシャリスト認定を受けた当院にお任せください!
手のシビレはWHO(世界保健機構)が認める鍼灸治療適応疾患で世界が認める鍼灸治療の適応症という事ができます。
手のしびれの状況に合わせて、東洋医学的鍼灸治療・電気鍼・トリガーポイントの中で最適な方法を選択して治療を行います。症状に合わせて行いますのでご安心ください。
整体療法
軽度の手のシビレの治療や手のシビレ予防、また、姿勢による手のシビレの治療を目的に行います。
整体療法では、体のゆがみを矯正することによって神経の圧迫を取り除き、またスムーズな血液循環が確保できるように治療を行います。
当院で行っている整体療法は、SOT、アクティベーター、ディバーシファイドテクニックを用いて行います。ただし症状によっては、これら方法の良い点だけを抽出した当院オリジナルの方法を行うこともあります。
当院で行う整体療法は痛みがなく、すべて医療系国家資格所持者による治療法ですので安全です。ご安心ください。
手のシビレ治療料金
内容 | 料金 |
初診料 | 2200円 |
東洋医学鍼灸治療 | 5500円 |
整体療法 | 5500円 |
自律神経調整療法 | 5500円 |
※初診料は、初診時のみ必要となります。
※痛みの程度が強い場合には鍼灸治療の適応となります。
※院長希望の場合には別途1100円必要となります。ご希望の場合にはご予約の際お申し出ください。
その他
当院では、基本的に手のシビレの治療を鍼灸治療にて行っております。ですが、症状によっては自律神経免疫療法、上部頸椎矯正などの治療を行うこともあります。最も有効性の高い治療法を選択いたしますのでご安心ください。
手のしびれのセルフケア
手のしびれでお困りの方がご自宅で行うことのできるセルフケアをご紹介いたします。
体を温める
身体を温めると筋肉が柔らかくなります。その結果、神経を圧迫してしまっているような筋肉にも柔軟性がつきます。筋肉の柔軟性が付けば、神経の圧迫が取れるために神経痛が軽減します。
逆に、身体が冷えると筋肉が硬くなり神経が圧迫され神経痛が強まってしまいます。また、神経は寒い環境では、過剰に働く特徴があります。この過剰に働く状況が、神経痛を強める事も考えられます。
身体はしっかりと温めるようにしましょう。
適度な運動
運動には、筋力アップを目的に行う運動、柔軟性をつけるために行う運動、体力向上を目的に行う運動など様々あります。神経痛でお困りの方にとって重要なものは柔軟性をつける事と筋力をつける事になります。
適度な運動によって、様々な筋肉を使う事ができます。この筋肉活動によって、筋肉には柔軟性がつきます。その結果、神経痛が軽減する事が考えられます。神経痛が強く現れている時には無理な運動は禁物です。判断が出来ない場合には、神経痛治療を行っている専門家に確認する事をお勧めします。
マッサージ
筋肉によって、神経が圧迫されている場合にはマッサージが有効です。特に神経を圧迫している筋肉を特定してマッサージを行う事によって神経の圧迫をより早く解消する事が出来ます。
マッサージを行う際の注意点
①強いマッサージは避ける
強いマッサージは筋肉を痛めてしまう可能性があります。痛めなかったとしても筋肉は”攻撃されている”と認識してしまい逆に硬くなってしまう事も考えられます。強すぎるマッサージには注意が必要です。
②長時間のマッサージは避ける
強いマッサージと同様に長いマッサージも筋肉に過剰な刺激となります。
③たたかない
神経痛にはたたくマッサージは逆効果です。
よい姿勢
手のしびれの原因が胸郭出口症候群や頸肩腕症候群、ストレートネック、頸部椎間板ヘルニア等の場合には、姿勢を改善する事が手のしびれの根本からの改善につながります。そして、日頃から良い姿勢を心がけることによって、姿勢を維持するための筋肉の筋力強化もできます。日ごろからよい姿勢を心掛けましょう。
手のしびれQ&A
Q.手のしびれ治療に鍼灸治療は絶対に受けなければいけないのですか?
A.鍼灸治療が絶対というわけではありません。当院では、手技治療・物理療法なども行っています。ですが、症状が強いような場合には鍼灸治療が効果的な事が多いです。
Q.神経痛の治療内容は?
A.当院では、神経痛に対して鍼灸治療・整体療法・物理療法を行っています。この治療法の中から、症状に合わせた治療を行っています。その為、この治療を絶対に行うということはありません。
Q.病院との同時通院は可能ですか?
A.当院での治療は、薬は一切使いません。その為病院との同時通院可能です。
Q.神経痛の治療には予約が必要ですか?
A.神経痛治療の場合、専門知識を持ったスタッフの治療が必要となります。その為、治療は予約制です。また、治療担当希望者がある場合には、ご予約の際にご指名ください。
Q.神経痛はどれぐらいでよくなりますか?
A.症状や神経痛の原因、神経痛の発症からの経過時間によって異なるため一概にどれくらいということはできません。
基本的に、軽度の神経痛の場合で2~3カ月、中度の神経痛の場合で4~5カ月、重度の場合には半年以上かかる事が多いです。
Q.神経痛の治療時間はどれぐらいかかりますか?
A.神経痛の治療時間は30~50分前後です。初診時には、症状把握の問診時間が別途かかります。
information
大阪府大阪市淀川区の東洋医学治療センターです。最寄駅は、阪急 南方駅から徒歩1分、御堂筋線 西中島南方駅でから徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。
プロの治療によって、安全・安心に手のシビレの改善をサポートします。
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
あなたの症状に応じて東洋医学治療や整体療法を使っています。もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。
できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。
一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
※土曜診療は9:00~17:00
※日曜診療は9:00~18:00
・完全予約制
・休診日:水曜日・祝日
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で胸郭出口症候群の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)