大阪市淀川区の東洋医学治療センター

大阪市淀川区新大阪(西中島南方)の東洋医学治療センターです。鍼灸、整体で症状改善をサポートします。

胸郭出口症候群ってどんな病気?

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世界に認められた実力で胸郭出口症候群によるつらい症状からの早期改善を徹底サポートいたします!

胸郭出口症候群の病態

 胸郭出口症候群は、斜角筋・小胸筋によって鎖骨下動脈が圧迫されてしまう事によって発症する病気です。さらに、肋骨と鎖骨の間を通過する際に鎖骨下動脈が圧迫されてしまい発症する事もあります。稀ではありますが、先天的に第7頸椎に肋骨がある頸肋によって発症する事もあります。
 胸郭出口症候群はその原因によって斜角筋によって圧迫された場合を斜角筋症候群、小胸筋によって圧迫された場合を過外転症候群、肋骨を鎖骨の間で圧迫された場合を肋鎖症候群、頸肋によって圧迫された場合を頸肋症候群と呼びます。

斜角筋症候群

斜角筋症候群

 右のイラストは斜角筋症候群を表しています。

赤線は鎖骨下動脈で、前斜角筋、中斜角筋、鎖骨でつくられる斜角筋隙(しゃかくきんげき)を腕神経叢(腕を支配する神経の固まり)と共に通過します。
 その際に前斜角筋と中斜角筋によって鎖骨下動脈が圧迫された状態を『斜角筋症候群』と呼びます。

 

【検査法】:斜角筋が関係している際に、アドソンテストやモーレイテストが陽性になります。


アドソンテスト検査方法
斜角筋症候群(胸郭出口症候群)の検査法:アドソンテスト まず姿勢良く座った状態で手首(橈骨動脈)の脈拍の確認を行います。次に、頭を手のしびれがある方にできるだけ強く向けます。その後、痛みの無い範囲で上を向くような姿勢を取ります。最後に大きく息を吸い込み息を止めます。
 この時に、橈骨動脈の脈拍が減弱したり停止したり、手のしびれや冷感が強まったりした場合に陽性とし、斜角筋症候群と診断します。
 また、陽性にならなかったとしても反対側よりも脈が弱まる場合には陽性(擬陽性)とすることもあります。

その他
 この検査によって脈拍が減弱する度合が鎖骨下動脈の圧迫の度合いと考える事ができます。つまり、脈拍が消失するような場合には斜角筋による鎖骨下動脈の圧迫がかなり強いという事になります。

モーリーテスト:鎖骨の上のくぼみの斜角筋部を圧迫し、圧痛・愁訴の誘発がないかを確認します。

 

過外転症候群

過外転症候群

 右のイラストは過外転症候群を表しています。頸神経は椎間孔を出ると神経叢をつくり、鎖骨下動脈とともに神経血管束となって前頸部に向かい、さらに鎖骨の後方を通過して上肢に分布します。その経過は、鎖骨の上部で前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨によって囲まれた間隙に入り、次に肋骨と鎖骨の間をくぐり、最後に鎖骨下筋や小胸筋の後ろを通過します。
 この際、小胸筋に異常な硬さあると後ろを通っている神経や血管を圧迫してしまうため、腕のしびれやだるさなどを引き起こされます。それが『過外転症候群』です。

 過外転症候群は姿勢が原因となって発症していることも少なくありません。猫背で肩が前に出ているような場合には、小胸筋は常に緊張状態となり腕神経叢や鎖骨下動脈の圧迫をするリスクがあります。根本的な改善を考えた時には姿勢を矯正する事が必要になります。

【検査法】
ライトテスト::ライト・テストは別名『過外転症候群テスト』とも呼ばれる検査法です。

検査方法

過外転症候群(胸郭出口症候群)テスト:ライトテスト


 まず姿勢良く座った状態で手首(橈骨動脈)の脈拍の確認を行います。次に、手にしびれや冷感を感じる側の肘を90°に曲げて肩関節を外転します。さらに外旋させて写真のような状態でもう一度橈骨動脈の拍動をチェックします。
 この時に、橈骨動脈の脈拍が減弱したり停止したり、手のしびれや冷感が強まったりした場合に陽性とし、過外転症候群と診断します。
 また、陽性にならなかったとしても反対側よりも脈が弱まる場合には陽性(擬陽性)とすることもあります。

その他
 この検査によって脈拍が減弱する度合が鎖骨下動脈の圧迫の度合いと考える事ができます。つまり、脈拍が消失するような場合には小胸筋による鎖骨下動脈の圧迫がかなり強いという事になります。

 

肋鎖症候群

 胸郭出口症候群の1つに『肋鎖症候群』があります。
最上部(第1肋骨)の形態異常や鎖骨の変形が起こることにより、胸郭出口部での神経血管を圧迫し手のしびれやだるさなどが現れます。
重い荷物を持つ事が多かったり、鎖骨骨折での位置異常をきたした場合や骨折した部分が変形した状態のまま癒合した場合に多くみられます。
異常姿勢として、肩を後ろにそらせた体勢(強く胸を張る姿勢)を続けることによって発症することもあります。

【検査法】
エデン・テスト:エデン・テストは別名『肋鎖テスト』とも呼ばれる検査法です。

 

肋鎖症候群(胸郭出口症候群)の検査法:エデンテスト

検査方法
 姿勢良く座った状態で手首(橈骨動脈)で脈拍の確認を行います。次に、肘を伸ばしたまま肩のラインよりも後ろに引きます。さらにこの状態から腕を下に引っ張ります。この状態で橈骨動脈の拍動をチェックします。
 この時に、橈骨動脈の脈拍が減弱したり停止したり、手のしびれや冷感が強まったりした場合に陽性とし、過外転症候群と診断します。
 また、陽性にならなかったとしても反対側よりも脈が弱まる場合には陽性(擬陽性)とすることもあります。

その他
 検査によって脈拍が減弱する度合が鎖骨下動脈の圧迫の度合いと考える事ができ、脈拍が消失するような場合には肋骨と鎖骨の間で鎖骨下動脈の圧迫がかなり強いという事になります。

 

頸肋症候群

 胸郭出口症候群の中に『頸肋症候群』という症候群があります。
頸肋とは、第7頸椎の横突起に肋骨形成が確認できる事をさします。これは皆さんあるわけではなく、頸肋がある方は数パーセントと言われています。大きさは様々で完全な肋骨として存在し鎖骨と関節を形成しているものや、第7頸椎横突起からわずかに飛び出しただけの小さいものがあります。途中で終わっている肋骨の先端から、紐状の索状線維というものが付着し前方に伸び、第1肋骨の前斜角筋が付着する付近に停止していることもあります。
 胸郭から上肢にかけてを走行する鎖骨下動脈は、第1肋骨よりも上にある頸肋や索状線維を乗り越える必要があります。頸肋が存在する場合、前・中斜角筋の間隙を底部から狭めて神経血管束を圧迫します。しかし、先ほどの紐状の索状線維が伸びている場合には、それが神経血管束を圧迫することもあります。神経血管足が圧迫されることによって手のしびれやだるさ、痛みなどを引き起こしてきます。

【触知】鎖骨上窩の頸椎よりの部分に骨性のものにふれることができます。ただし、触知できない場合もあるのでそのような際には、レントゲンで確認する必要があります。頸肋は肋骨が形成されているものなので、レントゲンで確認することができます。

 頸肋症候群は胸郭出口症候群の要因のひとつですが、大きさも様々なため症状が出ない場合もあります。

胸郭出口症候群の鑑別診断法

 胸郭出口症候群の治療を行うためにはそれぞれの状態を正確に鑑別診断しなければいけません。これらの症状を鑑別する為にレントゲンを撮影したとしても生まれた時からの問題である頸肋症候群以外は把握する事が出来ません。その為、胸郭出口症候群を鑑別するための徒手検査を行います。

当院が選ばれる3つの理由

理由その1

 当院は、国連機関WHF(World Humnan Facilry community)より鍼灸・カイロスペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた実力で胸郭出口症候群からの改善をサポートいたします!

鍼灸スペシャリスト認定

理由その2

 当院ではレントゲンなどの画像診断を行う事はできません。しかし、初回にしっかりとお話を伺い、また必要な検査法を行ったうえで今現在の状態を把握していきます。

そして、今の状態に合わせて鍼灸治療・整体療法から選択し治療を行います。斜角筋症候群や過外転症候群のように筋肉が関与している場合には、鍼灸治療を選択することが多いです。筋肉の状態を鍼治療によって改善させ、症状の軽減を目指します。

理由その3

 胸郭出口症候群と言われても、今回ご紹介しているように人によって問題になっている筋肉や骨の問題が異なります。そのため、セルフケアの方法が異なるケースもあります。当院では、一人一人の症状に合わせたセルフケアの方法も指導して症状改善のサポートを行っております。

治療料金

・胸郭出口症候群治療は、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となっております。

※初回のみ、初診料2200円が別途必要となっております。

※院長希望の場合には、別途1100円が必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。

information

ロゴ

 大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分新大阪駅から徒歩10分阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
 当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。

 ・手がしびれて仕事に差し支えがある

 ・胸が圧迫されて息苦しい

 ・肩の痛みが辛い

 ・胸郭出口症候群に頭痛が併発するようになった

 ・胸郭出口症候群の手術は受けたくない

 ・痛み止めやマッサージではなく本当の治療を受けたい

など、胸郭出口症候群による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。

 ・筋肉の硬さが取れて手がしびれなくなった!

 ・胸郭出口症候群の痛みを気にせず生活ができている!

 ・痛み止めを飲まなくても痛みが現れなくなった!

 ・息苦しく感じることが無くなった!

このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。

鍼灸師 野村

 これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、胸郭出口症候群の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの胸郭出口症候群治療の経験からあなたの胸郭出口症候群のタイプや肩周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは首や肩だけではなく全身の構造や運動、胸郭出口症候群を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に胸郭出口症候群の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。

診療時間

 ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。

TEL:080-6224-4693
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