レビー小体型認知症は全認知症の約2割を占め、女性よりも男性に多く発症します。そして真面目で几帳面な性格の方に多いのも特徴です。レビー症候群の治療目的で当院に来院された方の多くが、問診票をきれいに丁寧に書こうと努力をされますが、レビー症候群の症状として振戦(ふるえ)があるためそれが達成できずに困惑されているのを目にします。
レビー症候群の症状
初期
・パーキンソン様症状
手の振戦(震え)や小さな歩幅で歩き、転倒しやすくなります。レビー招待型認知症の初期では、軽度に認められる程度の場合がほとんどです。
・レム睡眠行動障害
レム睡眠期(逆説睡眠期:睡眠レベルが浅く夢を見ていることが多い時期)に大きな声で寝言を言ったり、大きく体を動かしたりすることがあります。
ベッドで寝ている場合には、ベッドから落ちてけがをする例もあります。その為、ベッドの周囲にクッションを置くなどの対策や、ベッドを使わずに布団を敷いて寝るなどの対策が必要な場合もあります。
・幻視
レビー小体の機能異常によって、無いものがあるように見える(幻覚)事があります。これはレビー小体性のうつ病にも認められることがあります。
・自律神経失調症の症状
自律神経機能が乱れることによって睡眠障害や寝汗、血流障害によるたちくらみや強いだるさ、排尿・排便の問題、動悸、息苦しさ、梅核(のどに何か詰まったような感覚)など様々な症状が認められるようになります。
中期以降
・認知機能の低下
意識がぼんやりとしている時とはっきり時の差が大きくなります。この認知の変動は1日の中で繰り返す場合もあれば数日単位で繰り返す事もあります。日内変動が認められる場合には、午後から夕方に症状が悪化することが多く、認知機能の低下に伴って自律神経失調症の症状も強まる傾向があります。
・その他、初期から認められる症状が悪化する傾向があります。
レビー小体型認知症の診断
レビー小体型認知症の診断は、他の認知症と異なり脳の萎縮や多発性脳梗塞後のような脳細胞の死滅が認められないため、MRIやCTのような画像診断では診断できない事も多くあります。その為、問診による患者さんの症状把握が大切となります。
レビー小体型認知症の特徴的症状にある幻視など視覚的な問題が認められるため、認知機能検査より視覚的な課題をクリアするのが困難なことが多いです。
適切な診断を受けるために、患者さんの周囲の方が睡眠時の異常や幻視と考えられる症状の傾向をつかんで診察時に伝えることが大切です。
レビー小体型認知症の治療
治療は、投薬治療、電気けいれん療法、リハビリテーション、東洋医学治療が行われています。
投薬治療
投薬治療としては、アルツハイマー病と同様に抗認知症役の処方がメインで、パーキンソン病症状が強く認められる場合には抗パーキンソン病薬がそれぞれ対症療法として行われます。
ただし薬物への過敏性が認められることもあるため、薬物が副作用を起こさず適切な効果が現れる量を調整するのが困難であるという問題が発生しやすい傾向があります。
常に服薬後の体調変化や、投薬量の調整後の症状の変化を観察することが必要です。
電気けいれん療法
電気けいれん療法とは、レビー小体型認知症だけではなく重いうつ病や慢性化した自律神経失調症、慢性疲労症候群などの方に行う治療法です。抗認知症薬によって症状の進行を遅らせることができていない場合や抗うつ薬によって自律神経失調症やうつ病が改善できなかった方や抗うつ薬の副作用で服用できない方、断薬をしたい方、様々な治療を受けたにもかかわらず改善できなかった方等に用いるのが電気けいれん療法(ECT)です。
リハビリテーション
レビー小体型認知症の改善や症状の進行を遅らせる為には運動も大切です。方法は患者さんの身体の状況に合わせることが大切です。運動の程度は患者さんのできる運動の中でも、できるだけ強度の高い運動を用いることで特に効果を上げやすいと考えられています。ですがケガのリスクも上がるため無理をしない事も求められます。
注意が必要なのは、ストレッチのようなゆっくりとした運動では効果はほとんど認められない可能性があることです。
東洋医学治療
レビー小体型認知症の東洋医学治療は、血の流れを改善する事を目的に行われます。方法は患者さんの身体の状況に合わせて行われます。
ちなみに当院では、患者さんの身体の状況を自律神経バランスを計測することで把握し治療法の決定を行っております。
当院でのレビー小体型認知症治療
当院でのレビー小体型認知症治療は、電気けいれん療法と東洋医学治療、治療効果をさらに高めるために磁気刺激療法を用いて行っております。
当院では患者さんの状況を問診による主訴の確認と東洋医学検査、さらに客観的な状況把握を行うために自律神経バランス検査を行っております。
現在の医療レベルでは認知症の回復は困難です。ですが進行を遅らせることは可能です。少しでも症状の進行を遅らせるために東洋医学がお勧めです。
特に西洋医学的な投薬治療を受けても症状が改善できなかった方や元来の電気けいれん療法によって短期記憶障害などの問題が発生した場合にはぜひ東洋医学をお試しください。
当院は東洋医学的鍼灸治療において、2015年に国連機関WHFから鍼灸スペシャリスト認定を受けた治療院です。世界レベルの治療技術を提供いたします。
パーキンソン様症状が認められるようになれば、転倒に対する恐怖から体に力が入り、それが血流障害を引き起こし倦怠感を強めてしまう事もあります。このような場合には、筋肉を緩めたり姿勢を改善することが対策として有効になることもあります。
このような場合に当院では、カイロプラクティック療法で対応しております。当院はカイロプラクティック療法の本場、アメリカ合衆国第44代オバマ大統領からGOLD AWARDを受賞しております。
治療料金
当院での治療は1回6,600円です。
初診時にはカウンセリング料金、自律神経バランス検査料金として別途4,400円必要です。
information
大阪府大阪市淀川区の東洋医学治療センターです。最寄駅は、西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。
プロの治療によって、安全・安心に自律神経失調症の改善をサポートします。
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
あなたの症状に応じて東洋医学治療や整体療法を使っています。もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。
できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。
一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で自律神経失調症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)