「顎関節症」は近年増加傾向の疾患であり、以前よりもメディアで取り上げられるようになりました。そのため、多くの方が何となくご存じの疾患になってきています。しかし、実際にはどのような疾患なのか説明することは難しいです。今回は、顎関節症がどのような疾患のことを指すかについてご紹介いたします。
顎関節症の定義
１９５６年に「顎運動時の関節痛、関節雑音および顎運動異常を主症状とし、顎関節部の腫脹、発赤、熱感などの明確な急性炎症症状を欠く症候群」と提唱され、日本で”顎関節症”という病名がつけられました。
その後、レントゲンやMRIといった画像診断の技術も向上し関節円板の変形や位置の異常が認められるようになったため、顎関節症は関節円板の障害によって発症していると言われるようになりました。
しかし、更に研究されていく中で関節円板の問題だけでなく筋肉などの問題によっても発症している事が明らかになり、一括して”顎関節症”とされていた疾患に、症型分類案が呈示されました。その結果、顎関節症Ⅰ～Ⅴ型までの５つに大きく症型が分類され、より詳細な診断がなされるようになりました。１９９６年に日本顎関節学会では、「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害または顎運動異常を主要症候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症が含まれる。」と定義するようになりました。そのため、顎関節症と言っても細かい分類があり、更には他の疾患との鑑別診断が行われやすくなりました。
どんな症状であれば顎関節症？
先ほども書いた通り、顎関節症とは総括的な診断名となります。では、一体どのような症状であれば顎関節症なのか？と聞かれることがあります。顎関節症は、顎関節部もしくは咀嚼筋の痛み・関節雑音・開口障害・顎関節運動の異常のうち一つ以上の症状が起こっている場合に診断されます。画像上で異常が認められた場合でも症状が引き起こされていない場合では、顎関節症と診断されない事もあります。先ほどの症状が引き起こされている場合には、顎関節症を疑い口腔外科等の専門の医療機関への受診をオススメします。
ただし、これらの症状が全て顎関節症によって引き起こされるとも限りません。例えば、歯性疾患・頭蓋内疾患・腫瘍性疾患・耳鼻咽喉科疾患等、様々な問題によって引き起こされる可能性がありますので、しっかりとした鑑別が必要となります。顎関節症は進行性疾患でもありますので、気になる症状が現れた際には早期受診をご検討ください。
顎関節症治療
顎関節症の治療については、スプリント療法・外科的療法・薬物療法・理学療法が挙げられます。この中でも、当院では理学療法に含まれる鍼灸治療・整体療法・運動療法を症状に合わせて選択しております。理学療法の目的は、生体に物理的刺激や運動刺激を与えることによって疼痛の緩和や機能障害の改善です。これらを鍼灸等の刺激を用いて症状改善のサポートをいたします。
当院での治療の対応はⅠ～Ⅲ型顎関節症、Ⅴ型顎関節症となります。Ⅳ型顎関節症は変形性顎関節症であるため、当院での治療対象外となります。
当院は長年の顎関節症治療経験を生かし、分類別に最適な治療法を選択し治療を行っております。特にⅠ型顎関節症の場合には、咀嚼筋による問題によって顎関節症が引き起こされています。筋肉に対しての治療となった場合には鍼灸治療が効果的と考え治療を行っております。鍼治療だけを行う時もあれば、鍼治療に電気を流す鍼通電療法を行うこともあります。
当院は、国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸スペシャリスト認定をいただいた日本唯一の治療院です。確かな技術で顎関節症からの改善をサポートいたします。
関節円板の問題によって起こるⅢ型顎関節症の場合には、開口時にロックがかかったように一定の位置から大きく口を開けることが出来なくなることがあります。このように顎関節の動きに著しく問題が起こっている場合には、整体療法を行うことがあります。顎関節部分に行うことが基本ですが、再発防止の際には背骨や骨盤矯正を行うこともあります。
当院で行う整体療法は、無理な圧力を加えてバキバキさせるような方法ではなく身体にソフトな方法を選択しております。小さいお子さんから年配の方まで安心して受けていただけます。
顎関節症の代表的な症状をご紹介しましたが、それ以外にも首こりや肩こりの症状や頭痛やめまいといった症状も引き起こされることがあります。しかし、それらは顎関節症だけでなく姿勢や自律神経バランスの異常によっても起こることがあり、しっかりと見極める必要があります。当院では、その手段として指尖式心電図や手足の経穴の電気抵抗から自律神経バランスの計測を行い、自律神経の状態についても把握し最適な治療法の選択を行います。
治療料金
・顎関節症治療料金は、鍼灸治療・整体療法ともに５５００円（税込み）となります。
※初回のみ、初診料２２００円が別途必要となります。ただし、自律神経バランス測定を行った場合には４４００円になります。
※院長希望の場合には、１１００円が別途必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です！
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった！
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている！
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった！
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった！
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。１日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所：大阪市淀川区西中島３丁目１７－１７
竹田ビル別館３F （たこ焼き十八番さんのビル）
