口を開ける時に使われる筋肉は、「開口筋」と呼ばれています。顎関節の動きは上下だけだと思われていますが、口を開ける時には少し前にいく動きが合わさっていたり、左右に動かす動きもあります。
口を開ける筋肉
口を開ける時には下顎骨の回転が起こり、口を開くことが出来ます。この回転運動をするときの主要な筋肉は、顎二腹筋です。顎二腹筋とは、顎の下にある筋肉で耳の後ろにある乳様突起と下顎骨に付着しています。この筋肉が収縮することによって顎を下方に移動させて顎関節の回転運動が起こり口が開くようになります。
その次に重要な動きは下顎骨を前に動かす動きによって、より口を大きく開くことが出来るのですが、この時の動きに関与するのは咀嚼筋の一つである外側翼突筋です。この筋肉は深層にある筋肉で、外側翼突筋が両側同時に収縮することによって下顎骨を前方に動かすことが出来ます。しかし、筋力の左右差が起こっていると同じように下顎骨が前に出ることが出来ず、カクカクとする原因になることがあります。口を開けようとした時に左右にズレてしまう場合には、外側翼突筋の筋力の左右差が生じている事もあります。
口を開ける時にも、様々な筋肉が協調して働くことによってスムーズな開口が可能となります。下顎骨はただぶら下がっているだけの骨ですので、余計に周辺の筋力バランスが重要とも言えます。
また、それ以外にも口を開ける時には首の筋肉や動きも重要な役割を果たしています。口が開きにくい等のお悩みの場合には、周辺の筋肉バランスを見直すことによって症状が改善する可能性もあります。
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大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
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