顎関節症にはいくつかのタイプがあり、その中でもⅠ型顎関節症では筋肉の関与によって顎関節症が引き起こされています。顎関節症に影響を及ぼす筋肉の代表的なものが”咀嚼筋”です。咀嚼筋と言われていますが、これは4つの筋肉(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)を合わせた総称です。この中の側頭筋に問題が起こると、様々な症状が引き起こされます。
側頭筋について
【起始】側頭骨の側頭面全体、側頭筋膜の内面に付着。
【停止】下顎骨の下顎枝。
【主な働き】下顎を挙上、後方に引く働き。
【神経支配】三叉神経第三枝(下顎神経)
側頭筋とは、耳の上の側頭部に位置する筋肉です。だいたい手の平一個分の大きさがあり、耳の上に手を当てながら噛む動作をすると筋肉が動いていることが体表からすぐに確認することができます。側頭筋も噛む時に使われるため、長時間の食いしばりが続くことによって過剰に筋肉を働かせることになり筋肉の硬さがうまれてしまいます。
側頭筋が硬くなると・・・
側頭筋に過剰な硬さが出来てしまうと、言うまでもなく顎関節症が引き起こされやすくなります。上記でも述べたように噛むときに使われる筋肉であるため、噛むような動作の際に痛みが引き起こされてしまう可能性が出てきます。また、噛んでいたり喋っていると、徐々にだるさや重さといった鈍痛が引き起こされてしまうこともあります。
それ以外の症状としては、側頭部の頭痛が引き起こされることがあります。筋肉が硬くなるとその中を走行する血管も圧迫されてしまい、血流障害から痛みが引き起こされます。側頭筋の場所でそれが起こると、側頭部の頭痛となって痛みが現れます。
頭痛は頭蓋内からの問題で引き起こされることもありますが、顎関節症によっても現れることがあります。ですが、まずは頭蓋内に問題がないかを調べることが大切です。重篤な問題が省いていって、それでも原因不明とされる場合には顎関節症によって頭痛が引き起こされている可能性が考えられます。側頭部の頭痛は片頭痛と思われていることもありますので、ご注意ください。
側頭筋を硬くしてしまう原因
側頭筋の過緊張を作ってしまう一番の原因は「食いしばり」と言われています。噛むときに使われている筋肉ですので、ある程度の動きには耐えれるようになってはいます。ですが、上下の歯が当たっている時間は24時間のうちでも、約30分と言われています。そのぐらいの負担にしか耐えれないため、日常的に食いしばりをして常に側頭筋を働かせ続けると耐え切れなくなった時に一気に症状が誘発されるようになります。
それ以外にも様々な日常生活での影響が側頭筋の硬さを作ります。例えば、片側で噛むような癖や片側で噛む癖は代表的ではないでしょうか。このような癖が続くことによって知らない間に側頭筋に負担がかかってしまい、顎関節症や頭痛といった症状が引き起こされるようになります。
側頭筋のケア
・癖を無くす
食いしばりや片側で噛むような癖をしてしまうと、一時的に症状が良くなったとしてもすぐに症状が引き起ってしまいます。そのため、症状改善はもちろんですが再発予防を考えても日常の癖はなるべく減らしておいた方が効果的です。左右療法を意識して噛むようにし、そして上下の歯が普段から接触していないかを確認するようにしてください。
・マッサージ
筋肉が硬くなって血流障害を起こした場合には、マッサージをすることも効果的に働きます。側頭筋は広い範囲に付着しているため、ピンポイントを狙う必要もありません。耳の上の部分をクルクルと小さく円を描くようにマッサージしてみてください。特に食いしばりに気づいた時やだるさが出ている時にマッサージを行うことがオススメです。ただし、あくまで軽い力・短時間のマッサージにしておいてください。過度に強い力で行ったり長時間やりすぎると、筋肉を損傷してしまい余計に硬さがつくられることがあります。ご注意ください。
当院の顎関節症治療
当院では、顎関節症に対して鍼灸治療・整体療法を症状に合わせて選択し治療を行っております。
今回ご紹介しているような側頭筋の筋肉の硬さが問題となっているような場合には、鍼灸治療を選択することが多いです。鍼治療だけの場合もありますが、鍼治療に電気を流す鍼通電療法を行うこともあります。
再発防止を考える場合や関節性の問題が伴っているような場合には、整体療法を選択することもあります。無理に圧を加えるような矯正方法は行っておりませんので、ご安心ください。
当院は、医療系国家資格を取得し10年以上の治療経験を持つスタッフが治療を担当しております。東洋医学だけでなく西洋医学も学び、一人一人の症状に合わせた治療を行っております。
今回ご紹介している筋肉性の問題によって症状が現れている場合には、鍼灸治療は特に効果的と考えております。また、頭痛に関しては自律神経バランスの問題など他にも考えられる原因が存在しております。それらについても当院では自律神経バランス測定を行い、状況を把握しながら治療を行います。
鍼灸治療を受けようと思っても、いざどこの治療院へ行けば良いのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility Community)より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。自信を持ってオススメする鍼灸治療で、症状の改善をサポートいたします。
筋肉の硬さは、日常生活の癖によっても作られてしまいます。悪影響を及ぼす癖があれば、それらを無くすことも改善のためには必要な要素となります。当院では、それらの日常生活での癖の指摘を行うとともに、必要に応じてトレーニングやストレッチを指導し再発防止も考えながら治療を行っております。
当院での顎関節症治療料金
・鍼灸治療 5500円
・整体療法 5500円
※初回のみ、初診料2200円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、1100円が別途必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった!
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている!
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった!
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)