顎関節症の発症には様々なきっかけがあります。例えば、口を大きく開けた際に痛めた・こけたときにぶつけて痛めた・そして何もしていないのに突然痛くなってしまうこともあります。何もしていないのに突然痛くなった顎関節症の原因にはいくつかの要因が絡んでいる事が多く、その要因のほとんどが日常生活での無意識の癖にあると考えられます。特別なことをしているわけではなく、ごく自然と顎関節症発症に繋がる癖をしてしまっている事こそが一番の問題となります。その中でも代表的な癖が「ＴＣＨ（Tooth Contacting Habit）」です。このように言われると何の癖かわかりませんが、日本語にすると「歯列接触癖」です。さらに分かりやすい言い方をすると「食いしばり」ともいわれます。
ＴＣＨ（歯列接触癖）とは？
顎関節症でお悩みの方の約７０％がＴＣＨの癖を持っているともいわれています。その為、顎関節症発症に大きく関係していると言えます。上の歯と下の歯の接触は、重い物を持つ時や喋っている時、物を噛むときに起こります。これはごく自然な動きで全く問題ではありません。しかし、これ以外の時には基本的に上の歯と下の歯は離れていることが普通です。その為、一日の中での上下の歯の接触時間は合計すると３０分にも満たないともいわれています。しかし、本来当たっていないはずのタイミングでも無意識に上下の歯を接触させている癖が引き起こされてしまうことがあります。これをＴＣＨと言われます。
ＴＣＨはどうして問題になる？
本来当たっていないはずの上下の歯が長時間当たっている事によって、噛む時に使う筋肉である咀嚼筋に常に負担がかかるようになります。これは咀嚼筋だけの話ではなく、身体の他の場所でも筋肉を使いすぎた場合には筋肉痛が起こると思います。顎の咀嚼筋も例外ではなく、TCHのような癖によって顎関節周辺の筋肉に負担がかかり続けた結果筋肉性の問題を引き起こすようになってしまいます。また、筋肉のバランスが崩れてしまう事によって関節性の問題も引き起こされてしまうケースがあります。その結果、顎関節症が発症してしまいます。
ＴＣＨを治す為には？
ＴＣＨをしている事が分かった場合には、すぐに癖を直す必要があります。ですが、この癖は何かを使って直せるもの、治療をしたから直る癖でもありません。癖を直すための一番の方法は意識をすることになります。まずはＴＣＨの癖が無いかを確かめ、もし行っている場合には意識をして上下の歯が離れている時間を作る事が重要です。上下の歯が離れている時間が作られることによって、離れることが普通になっていきます。
ただし、TCHの癖を意識する時には注意が必要です。それは上下の歯の間に何かを挟んで対策をすることです。例えば、舌を挟む・マウスピースを行うような方法を食いしばり対策としてされることがあります。この方法では、かえって上下の歯が何かしらに接触してしまい食いしばる力が発生してしまうことになります。ですので、全く対策にはならず、かえってＴＣＨを誘発することとなります。ご注意ください。
顎関節症の発症はこの癖だけではありません。他にも要因はいくつもありますが、まずは一つでも要因になりそうな癖を無くすことが大切です。癖を直すことは非常に難しい事ではありますが、是非気を付けてみてください。
当院での顎関節症治療
当院では、顎関節症に対して鍼灸治療・整体療法を症状に合わせて選択し治療を行っております。
痛みが強く現れているような場合や、今回ご紹介したTCHなどの影響で筋肉性顎関節症の症状が現れているような場合には、鍼灸治療を選択することが多いです。症状によっては、鍼に電気を流す鍼通電療法を行い、より効果的な方法を選択いたします。
再発予防や関節性顎関節症の症状が現れている場合では、整体療法を選択し関節の動きの改善を行います。バキバキと無理に力をかけるような事は行いませんので、安心して治療を受けていただけます。
当院は、医療系国家資格を取得し１０年以上の治療経験を持つスタッフが治療を担当しております。東洋医学だけでなく西洋医学も力を入れて学び、様々な角度から症状を分析します。そして、一人一人の症状に合わせた治療を行い、顎関節症からの改善をサポートいたします。
今回ご紹介しているTCHのような癖は、筋肉性顎関節症を引き起こしやすいです。そのため、筋肉に対して効果的な治療法である鍼灸治療を行うことも少なくありません。
当院は、国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。自信を持ってオススメする鍼灸治療を受けてみませんか？
ストレスがかかるような環境において、無意識に全身の力が入るとともに食いしばりが誘発されてしまうこともあります。そのような場合には、自律神経失調症と顎関節症の症状が重なってしまうことも少なくありません。
当院では、顎関節症だけでなく自律神経失調症についても治療を行います。その時に、指尖式心電図によって自律神経バランス測定を行ったり、自律神経と東洋医学を合わせた良導絡の計測を行ったりして治療を進めていくこともあります。
当院の顎関節症治療料金
・鍼灸治療 ５５００円
・整体療法 ５５００円
※初回のみ、初診料２２００円が別途必要となります。ただし、自律神経バランス測定を行った場合には、４４００円となります。
※自律神経失調症の治療となった場合には、６６００円の施術料になります。
※院長希望の場合には、１１００円が別途必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です！
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった！
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている！
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった！
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった！
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。１日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所：大阪市淀川区西中島３丁目１７－１７
竹田ビル別館３F （たこ焼き十八番さんのビル）
