何気ない日常生活での姿勢で顎関節に負担がかかっている可能性があります。その負担が継続することによって、顎関節症発症の一つの原因になっていることも少なくありません。今回は、顎関節症にとって良くない姿勢をご紹介いたします。
顎関節症に良くない姿勢
頭部の位置は顎関節症との関連が深いとされています。
・下向きの姿勢
座っている時や立っている時に首を後ろに倒して上を見るような状況では、側頭筋が活動し咬筋や顎二腹筋は活動が低下します。それにより上下の歯が離れやすくなり開口がしやすくなります。その為、上向きの体勢では食いしばりは起こりにくくなります。
逆に、下向きの姿勢で側頭筋の活動は低下しますが、咬筋と顎二腹筋は活動します。そのため、下向きの姿勢は上下の歯が当たりやすくなり、食いしばりが引き起こされやすい姿勢となってしまいます。日常生活において、上を向いているか下を向いているかだと、圧倒的に下向きになっている時間が長くなります。例えば、デスクワークやスマートフォンを触っている時、本を読んでいる時、勉強している時、料理を作っている時、挙げだせばきりがありません。この無意識の時間に食いしばりが長時間行われる事によって、顎関節に対して知らない間に負担がかかり続けてしまいます。
・頭を左右に倒している姿勢
右に頭を傾けて耳と肩を近づけるような姿勢では右側の方の上下の歯が接触しやすくなり、反対に左の頭を傾けると左側の上下の歯が接触しやすくなります。このような首の動きによっても顎関節の状況に変化が現れます。この姿勢は、電話を肩に挟んでいるような時や座ったまま寝てしまった時、頬杖の時にされることが多いです。電話を挟んでいる時や頬杖の時には、更に下から顎関節に対して押し上げるような圧力も加わるため、非常に危険な姿勢となります。
・猫背
猫背のように背中を丸めて頭部が前方に突き出すような姿勢も、顎関節にはストレスがかかっていることが考えられます。猫背の姿勢では、舌骨筋群の緊張と後頚部の緊張が作られやすく、食いしばりが引き起こされやすい姿勢となります。顎関節症だけでなく頭痛や肩こりの原因にもなってしまうことが多い猫背ですので、それらの症状が付随しているような方は余計に注意が必要となります。
良くない姿勢の時にしている〇〇が問題!
上記のような姿勢に注意していただきたいのですが、全ての共通点は「食いしばりをしているか?」です。食いしばりは顎関節症発症の大きな要因となります。そのため、この癖が起こりやすい姿勢に対して注意をしなければいけません。色々な姿勢の中でもご紹介した3つの姿勢は、特に食いしばりをしやすい姿勢となります。是非姿勢に注意して、顎関節症発症要因となる食いしばりが起こらないように気をつけましょう。
もちろん、背骨の上に位置している顎関節ですので、背骨の歪みの影響を受けてしまう事も考えられます。食いしばり、歪みの両方の影響を受けてさらに顎関節症の症状が引き起こされたり悪化することもありますので、是非良い姿勢を心掛けましょう!
良くない姿勢をしていた後のケア
特に下向きや猫背といった姿勢は、気を付けようとしてもついついなってしまっている事が多いです。そのため、気が付いた後にはケアを行うことで負担を少しでも減らすことが出来ます。
・食いしばりのチェック
お仕事中などで良くない姿勢が続いてしまった時には、食いしばりをしていなかったかを確認していただくことをオススメします。気が付いた時に上下の歯が当たっていないかを確認し、もし当たっているようであればすぐに上下の歯を離すようにしましょう。
・ストレッチ
顎関節周辺だけでなく首や肩、背中のあらゆる筋肉に負荷がかかるため、大きく身体を動かしていただくこともオススメします。首や肩関節を大きく動かそうとする時に良くない姿勢から一時的に開放されると、それによって上下の歯も一時的に離れてくれる可能性があります。出来れば30分に一回、なかなか難しい場合でも1時間に一回は動かすように心がけてください。
当院での治療
当院では、顎関節症に対しての治療を整体療法・鍼灸治療を選択して行っております。顎関節症の症状が強くなっている場合にはまずは症状に対しての治療を行いますが、姿勢の影響も考えられる場合には姿勢矯正を行い顎関節症の原因に対しての治療を行います。そうすることで、再発を防止することも可能になると考えております。一人一人の症状に合わせて治療法の決定をします。
悪い姿勢は顎関節症に対して、悪影響を及ぼすリスクがあります。そのため、正確に今現在の身体の歪みを把握し矯正する必要があります。当院では、筋肉のバランス・骨格の状況を正しく把握し、一人一人の状態に合わせた矯正を行っております。
矯正の方法は、無理な圧力を加えることのないソフトな方法で行っておりますので、バキバキさせる矯正が怖いと抵抗をお持ちの方でも安心して受けていただけます。
食いしばりが行われることによって、顎関節周辺には筋肉性の問題によって症状が引き起こされてしまうこともあります。そのような場合には、鍼灸治療を選択し症状改善をサポートいたします。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility Community)より鍼灸スペシャリスト認定を受けた治療院です。
姿勢を矯正して行く中で、筋力トレーニングが必要になることがあります。正しい骨格に安定させるためにも必要な筋肉をつけておくことで、良いバランスを維持することが可能となるからです。当院では、骨格の状況に合わせて必要なトレーニングや日常生活での注意点を指導しております。最終的には治療が無くても良い状態がキープできるようにサポートいたします。
治療料金
・顎関節症治療では、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となります。
・姿勢矯正の場合は、5500円(税込み)となります。
※初回のみ、初診料の2200円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、1100円が別途必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった!
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている!
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった!
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)