顎関節症は原因によってⅠ~Ⅴ型顎関節症に分類されています。その中のⅣ型顎関節症は変形性顎関節症と言われ、骨が変形している状態を分類します。骨が変形するぐらいですので、若い方ではなく高齢の方に多くみられていました。しかし、近年では若年層の方にもⅣ型顎関節症が認められるようになってきています。
今回は、若い方でも発症するようになってきた変形性顎関節症についてご紹介いたします。
変形性顎関節症について
顎関節症発症初期から顎関節の変形が認められることは少ないです。何故なら、顎関節が変形するまでには時間がかかるからです。
顎関節は下顎頭・下顎窩によって構成されており、その間に関節円板が位置しています。しかし、何らかの問題によって関節円板が転位(位置が変わってしまう)が起こると、衝撃や摩擦を吸収する組織がなくなってしまいます。そうなると、関節面に退行性変化がみられるようになり、変形性顎関節症と診断されます。ここまでなるには長い年月が必要であり、今までは高齢の方にしか認められませんでした。
しかし、最近では顎関節症が10代や20代のうちから発症している方も多くなり、若い方でも変形性顎関節症まで進行してしまうことがあります。受験や人間関係のストレスによる食いしばりなどの日常生活での癖の問題、食が変化し硬い食べ物を食べなくなったことで顎関節や関係する筋肉の弱体化が要因と言われています。そのため、どのぐらいの発症期間かによって若い方でも変形性顎関節症を疑うことが増えてきました。変形性顎関節症についてはレントゲンやMRIの画像診断で確認できますので、まず変形の問題が無いかは確認しましょう。特に長い間顎関節症に悩まされている方の場合には注意してください。
変形性顎関節症の症状
変形性顎関節症だけの特徴的な症状はあまりなく、他のタイプの症状と同じようなものが多く含まれています。そのため、症状だけでの判断は非常に難しいと考えられます。代表的な症状だけ3点挙げておきます。
疼痛
開口運動や咀嚼する時に痛みが現れることがあります。関節円板自体には感覚はないのですが、それを繋ぎとめている後部線維などには感覚が伴っています。そのため、関節円板が転位してしまうと後部線維の部分を圧迫してしまうことになるため、痛みが現れるようになります。また、関節の動きをカバーするために筋肉に緊張が引き起こされ、その結果筋肉性の痛みが現れていることもあります。
開口障害
Ⅳ型顎関節症では、関節内での癒着や関節包が線維化などを起こすため、関節の運動障害が引き起こされます。そのため、開口などの動きの際に障害が発生ししまうことがあります。場合によってはⅢ型顎関節症のように一定のところで全く開口が出来なくなってしまうケースもあります。
関節雑音
開閉口などの口の動きの際に顎関節に音が鳴る事があります。変形性顎関節症に認められる音は、ガリガリという表現がされるように擦れるような音が鳴ることが特徴です。骨がぶつかり合うため、石と石が擦れるような音がなります。
変形性顎関節症の治療
変形性顎関節症の場合には、基本的に薬物療法や運動療法などの保存療法が選択されます。保存療法とは、身体を傷つけずに行う治療であり、手術以外を指します。ただし、保存療法によって変形が改善するわけではなく、あくまで対症療法となります。そ変形性顎関節症に伴っているⅠ型顎関節症・Ⅲ型顎関節症などの症状の改善は可能かもしれませんが、変形性顎関節症の治療に関しては難しい面があります。関節雑音や可動域に関しては一定の改善で限界となってしまうことも少なくありません。もし変形をどうにかしたいとお考えの場合には、手術を行う必要があります。この場合には、しっかりと口腔外科の先生とご相談いただくことをオススメします。
当院での顎関節症治療
当院では、鍼灸治療・整体療法・運動療法・低周波治療・交流磁気治療を症状に合わせて選択し治療を行います。
しかし、上記でもお伝えしているように変形を鍼灸治療や整体療法でどうにかすることは非常に難しいです。そのため、当院でもⅣ型顎関節症の治療に関しては筋肉性などの付随する症状に対してのみの治療となります。あらかじめご了承ください。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility Community)より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた技術で症状改善のサポートをいたします。鍼治療が初めてという方もご安心ください。
それ以上顎関節に負担がかからないように日常生活での癖を注意することは必要です。癖を注意したとしても変形は変える事は出来ませんが、それによって引き起こされる筋肉の問題や関節の問題を増やす事を抑えることが出来ます。それらの癖については一人一人の状況に合わせてアドバイスさせていただいております。
開口障害が現れている場合には、整体療法を選択することもあります。当院ではバキバキさせるような矯正方法ではなく、身体にソフトな方法を選択しております。
治療料金
・顎関節症治療は、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となっております。
※初回のみ、初診料2200円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途1100円必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった!
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている!
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった!
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
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住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
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