顎関節症の代表的な治療法の一つとされているマウスピースですが、それをしたことによって症状が悪化するということがあります。治療法とされていることをして痛みが出るため、それでも我慢してした方が良いのか?やめた方が良いのか?悩まれている方も少なくありません。
今回は、マウスピースをして症状が悪化する理由についてご紹介いたします。
そもそもマウスピースとは?
ボクシングやアメフトといった衝撃が加わるスポーツ、瞬間的に力を入れないといけないスポーツの時には食いしばりが発生します。その時の力とは想像以上にすごい力であり、歯を守るためにマウスピースをされていることがあります。顎関節症においても治療にマウスピースが使用されることがあり、歯および顎関節を守るといった説明がされています。この場合では、「スプリント療法」ともいわれることがあります。
顎関節症治療の場合には、様々なタイプのマウスピースが使用されます。例えば、上顎もしくは下顎歯列を全体的にマウスピースで覆うタイプ・前歯だけもしくは奥歯だけに装着するタイプ、1歯にのみ装着するタイプ・などが挙げられます。それぞれの症状に合わせて装着するタイプを選択され、歯列に合わせて一人一人の専用に作られます。しかし、食いしばりや歯ぎしりによって耐えず刺激を受けることがあるため、こまめな医師によるチェックが必要です。同じマウスピースを長期間使用することはかえって症状悪化に繋がることがあるため、3か月以上変化が出ない場合には他の治療法を検討されることがあります。
マウスピースによって症状が悪化する理由
顎関節症は原因によってⅠ~Ⅴ型に分類されており、全ての顎関節症が同じ問題とは限りません。中にはマウスピースによって症状が改善されることもありますが、症状が悪化してしまい当院へ来院される方もおられます。
特に注意しなければいけないのは、筋肉の問題によって引き起こされるⅠ型顎関節症の方です。マウスピースは歯と歯の間に異物を入れることになります。この異物が入ることによって引き起こされる可能性があるのが、食いしばりです。例えば、飴を舐めていて小さくなってくると噛んでしまう方はおられませんか?小さくなってくるとちょうど上下の歯の間に挟まりやすくなり、反射で噛んでしまうようになります。そのため、筋肉性の問題がある方はマウスピースを行うことによって食いしばりがさらに誘発されてしまい、咀嚼筋の緊張が強まってしまうことがあります。その結果として、顎関節症の症状が悪化してしまいます。
また、マウスピースを行うことによって強い違和感を感じる方もおられます。部分的であったとしてもいつもと違う感覚が引き起こされるため、それによっても食いしばりがしやすくなってしまうこともあります。
こんな方はマウスピースにご注意ください!
・食事や会話などの口を動かし続けるときに、顎周辺のだるさを感じる
・普段から食いしばりをしている
・顎関節症発症後から側頭部の頭痛も気になる
・首こりや肩こりも一緒に気になる
・筋肉痛のような痛みが顎周辺に起こる
・一度使用された事がある場合、少しでも症状が悪化したように思う
以上のような場合には、マウスピースをすることによって症状が悪化してしまう危険性があります。もし勧められた際には、しっかりと説明を受けてから治療に進むようにしてください。
当院での顎関節症治療
マウスピースは顎関節症治療の中でも、最も選択されることが多い治療法の一つです。しかし、全ての方が改善するわけではなく、かえって症状が悪化してしまう方もおられます。そうなると痛み止めが処方されて様子をみるか、手術などの選択が迫られることもあるようです。特に筋肉の問題については画像上に問題が見つかることも少なく、更には治療をしようにもどのような西洋医学では筋弛緩剤の投与にとどまってしまうことがあります。
当院では、症状に合わせて鍼灸治療・整体療法を選択し治療を行っております。これらの治療は筋肉に対して治療を行うことが出来る方法です。悩まれている方は、是非当院へご相談ください。ただし、マウスピースについては当院で取り扱っておりませんので、ご希望の場合には口腔外科を受診するようにしてください。
鍼治療は、顎関節症で問題となっている局所の筋肉に対して治療を行うことが出来る治療法です。そのため、より効果的に筋肉性顎関節症の症状改善を目指すことが出来ます。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility community)より鍼灸スペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた実力で、顎関節症治療を行います。
顎関節症は筋肉性の問題だけで引き起こされる訳ではなく、関節性や靭帯などが問題となっていることもあります。そのため、当院では必要に応じて整体療法を行うこともあります。バキバキするような方法はとらず、身体にソフトな方法で行いますのでご安心ください。
顎関節症が特に外傷なく発症している方の多くは、日常生活の中で無意識に顎関節に負担をかける癖が認められます。その代表的な問題が、食いしばりです。まずはご自身の癖に気付いていただき、再発を予防するためにも癖を無くしていただくように指導を行っております。また、人によっては筋肉のバランスを改善するためにトレーニングをしていただくこともあります。一人一人の状況に合わせたケアを行いますので、顎関節症でお悩みの方は是非ご相談ください!
治療料金
・顎関節症治療は、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となっております。
※初回のみ、初診料2200円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途1100円いただいております。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・口が開きにくい
・口の開閉に伴って痛みがある
・話をしていると顎がだるくなって生活に支障がある
・顎関節症によって三叉神経痛が引き起こされた
・インプラントや歯列矯正によって顎関節周辺に問題があらわれた
・痛み止めやマウスピースではなく本当の治療を受けたい
など、顎関節症による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて口が開きやすくなった!
・顎関節の痛みを気にせず生活ができている!
・口の開閉時の引っ掛かりがなくなった!
・オープンバイトが改善し普通に食事をすることができるようになった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、顎関節症の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの顎関節症治療の経験からあなたの顎関節症のタイプや顎関節周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは顎関節の構造や運動、顎関節症を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に顎関節症の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
顎関節症は進行する疾患です。1日でも早い治療開始をお勧めします。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で顎関節症の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)