梨状筋症候群が発症する時にはケガのように明確なきっかけがある事はほとんどなく、日常生活での動作の積み重ねによって発症することが多いです。発症する時の梨状筋の状態としては、筋肉が強すぎて過緊張を起こしたことによって坐骨神経を圧迫している場合と、逆に梨状筋の筋力低下によって弱くなってしまった分硬くならなければ支えられない状況で坐骨神経を圧迫してしまう場合があります。
梨状筋症候群を予防するためには、梨状筋に異常が起こらないように問題が起こりそうな動作を認識し予防する事が必要です。
梨状筋症候群が発症する可能性が高い日常生活動作
不良姿勢
不良姿勢、特に猫背は梨状筋症候群を引き起こすきっかけとなります。猫背になると、重心の位置が後方に移り踵に乗るようになります。さらに上半身が前に移動するため、背中やお尻の筋肉はそれを抑えるために抵抗し継続的に力を入ることになり筋肉が過労状態になります。そうするとお尻の筋肉の働きが悪くなり体重を背骨に預けるような反り腰が作られ、骨盤の前傾と腰椎の過剰前彎、さらに腰の前から大腿骨に向かってお腹の中を走行する腸腰筋に負担をかけてしまいます。腸腰筋に過度な負担が加わる事によって慢性的な腰痛やグロインペイン症候群が発症する事もあります。
このような状況は臀部の梨状筋に強い負担が加わり続けるため梨状筋症候群を引き起こしやすい要因となります。
筋肉の硬結
筋肉の硬結とは分かりやすい表現を使うと『筋肉が硬くなった状態』を指します。この状態は、筋肉の疲労や冷え、使い方の問題などで起こる事が多くあります。
特に多いのが、筋肉の疲労です。梨状筋は、足(股関節)を外にひねる(がに股)筋肉である外旋筋に所属します。足を外にひねるのは、特に内転筋が弱い方の場合には重心位置を安定させるために行いやすい癖であり、そのために梨状筋が過度に働き重心を安定させてくれます。ですが、これが梨状筋の硬さをつくってしまうのです。
使い方の問題としては内股です。内股での歩行は、梨状筋を引っ張り続ける事になるので強いストレスをかけ続けることになります。その結果、梨状筋が抵抗し反射性収縮を引き起こしてしまいます。
つまり、体重を支えるためのがに股、引っ張り続けられることに抵抗するために硬くなる内股、両方とも梨状筋症候群が発生する要因です。正常な角度は15度前後外に向いた状態です。
デスクワーク
デスクワークを行っている時には常に臀部(おしり)に体重がかかった状態になります。この状態が長時間続くと、お尻の筋肉への血液循環が悪くなってしまいます。その結果、梨状筋の筋肉内の栄養状態が悪くなってしまい筋力低下が起こってしまいます。
筋力トレーニング
定期的に運動を行う事は良い事です。ですが、筋トレばかりを行ってしまうと筋肉は硬くなってしまいます。特に、ベンチプレスやダンベル等のウエイトトレーニングは瞬間的に最大の力を入れて行うため、筋肉の断面の増大(太くなる)につながります。断面が増加した筋肉は、神経を圧迫してしまう危険があります。
慢性腰痛からの移行
慢性的に腰痛がある場合には、その腰痛を無意識に緩和するために、かばったような運動(代償運動)が起こります。そして、代償運動を継続的に行う事によって一時的に腰痛が治ったかのような状態になります。ですが、代償運動を継続的に行う事によって、他の場所に負担がかかるようになります。その代表的な部位が、仙腸関節(骨盤の関節)と梨状筋です。
その他
ランニングによって梨状筋症候群が発生する事があります。これは、連続的に梨状筋を使いすぎる事が原因です。特に、中級ランナー以上で発生するのが特徴です。
これらが梨状筋症候群を引き起こしてしまう可能性がある日常生活動作です。思い当たることがある方はご注意ください。症状が長引く場合には、早期に医療機関に受診されることをオススメします。
当院では、梨状筋症候群に対して鍼治療を主に選択し治療を行っております。梨状筋は深部にあるため、マッサージで治療を行うには非常に難しい場所となります。そのため、当院では鍼を使用し症状の改善を目指します。状況によっては、鍼に電気を流す鍼通電療法を行う事もあります。
また、症状が改善した後には再発予防を目的に整体療法を行うこともあります。不良姿勢などの日常生活で作られた骨格の歪みを整え、再び症状が現れない状態を目指すこともあります。当院で行う整体療法は、バキバキさせるものではなく身体にソフトな方法で行いますので、ご安心ください。
当院は、国連機関WHF(World Human Facility Community)より鍼灸・カイロスペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた実力で梨状筋症候群改善のサポートを行います!
梨状筋症候群と似たような症状が現れる疾患に仙腸関節炎があります。坐骨神経痛が現れる疾患でいえば、腰椎椎間板ヘルニア等の様々な疾患が挙げられます。しかし、それらの日常生活でのケアは方法が異なります。また、梨状筋症候群であっても人それぞれで体格や仕事での動き等の違いがあるため、一人一人症状に合ったケアを行っていただく必要があります。
そのため、当院ではその方に合ったセルフケアの方法などの指導も行っております。治療と同時に日常生活においてもケアをしていただく事によって、より早期の改善が可能と考えているからです。二人三脚で症状改善を目指しましょう!
治療料金
・梨状筋症候群治療は、鍼灸治療・整体療法ともに5500円(税込み)となっております。
※初回のみ、初診料2200円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途1100円が必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区の東洋医学治療センターです。最寄駅は、西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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