シップとは?
以前はシップを湿布と書きました。これは字の通り湿った布です。例えば、熱が出た時に冷たい水で濡らした布を額の上に置く、傷めたところを冷やすために冷たい水でぬらした布を置く、このような時に使用した冷たい布を湿布と呼んでいました。
ですが、最近では冷たい水に濡らした布ではなく、薬剤を使用したシップを使う事が増えています。
シップの適応
最近では、シップの種類も増え様々なものが見られます。その中でも多いのがインドメタシン配合の薬剤です。インドメタシンは非ステロイド系の抗炎症剤で、アラキドン酸カスケードにおいてシクロオキシゲナーゼを阻害することによってプロスタグランディンの生成を抑制し抗炎症作用を表します。この作用は即効性があります。
シップを使用することの問題点
シップに含まれるインドメタシンはプロスタグランディンの合成を阻害します。その為、長期に使用することによって消化性潰瘍が起こりやすくなったり、呼吸器系に問題が起こったり、子供の場合には喘息を引き起こすこともあります。
また、局所の血液循環が悪くなる事から筋肉がやせて弱くなったりすることもあります。
本来、受傷直後は血流を抑制することによって過度の内出血や浮腫の抑制につながります。これは受傷部位の早期改善のために重要です。ですが、受傷後一定期間経過した後は組織の循環を良くし、筋肉に栄養を良補給する事が重要となります。つまり、シップの目的とは異なり、使用することによって改善に時間がかかるようにもなります。
慢性的な腰痛や肩こりがこれにに当てはまります。
まとめ
シップは簡単に手に入り手軽に使える事から薬であり副作用があるという事実が軽視されるようになっています。あなたの今現在の状況が血液循環を抑えた方が良いのか?それとも血流を促進したいのか?、これを考慮してからシップを使用することが重要です。
何も考えずにシップを出すだけの医師もいます。あなた自身が正しい医学的知識を持つ必要がある時代になっています。
冷やした方が良い状況
組織を損傷してすぐの急性期2~3週間は基本的にアイシングを行う事が理想と考えられる時期です。
代表的な状況は
・捻挫
・肉離れ
等の急性のケガが該当します。
また徐々に発生した症状であっても
・肩関節周囲炎(石灰沈着性腱板炎)
などのように~炎と名付けられている疾患の場合には炎症性疾患であるためアイシングが重要です。
その他、運動をした後に炎症が起こるのを予防するためにアイシングをすることもスポーツ障害対策として有効です。
このようにアイシングは様々な状況で行う事ができる方法です。強い痛みがあり、温めたらよいのか?冷やした方が良いのか?判断ができない時には、アイシングを行う事が良い場合が多いです。
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当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。
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