大阪市淀川区の東洋医学治療センター

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五十肩に関連する筋肉・関節

五十肩関連筋・関節

五十肩に関連する筋肉・関節

 五十肩に関連する骨・筋肉

肩関節

肩関節 肩関節は人間の身体の中で、最も運動範囲が広い関節です。上腕の前方拳上、後方拳上、外転、内転、回内、回外など多くの動きができます。そして、その関節可動域は前方拳上約60°、肩甲面すなわち矢状面と約60°をなします。垂直面に対して外転約90°、前頭面に対して外転約75°、後方拳上約5℃です。それ以上の運動の場合には、常に肩鎖関節および胸鎖関節の肩甲骨および鎖骨の運動を伴います。

肩関節とは、肩甲上腕関節のことを言います
肩周辺にはたくさんの関節があり、鎖骨と肩甲骨の関節である「肩鎖関節」、鎖骨と胸骨の関節である「胸鎖関節」、上腕骨と肩峰の関節である「第2肩関節」があります。さらには、肩甲骨と胸郭の接続面を「肩甲胸郭関節」と言います。

肩甲上腕関節は、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭との間にできる多軸性の典型的な球関節です。そのため、多様な動きができるようになっています。
肩関節は烏口上腕靭帯、関節上腕靭帯の2つの靭帯、肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋の付着腱(回旋筋腱板:ローテーターカフ)によって補強されています。
腕をあげるときには、肩甲上腕リズムと呼ばれるものがあります。
通常であれば腕は180°動かすことができます。しかし、このときの実際の動きとしては、肩甲上腕関節が約2/3、肩甲胸郭関節が約1/3の動きをすることで180°腕を上げることができます。例えば、腕を真横の90°上げたときには上腕骨は60°上がっており、残りの30°は肩甲骨の動きで上げることが出来ています。この2:1の割合でスムーズな肩関節の動きが出来ているのです。

また、肩関節は可動範囲が広い分脱臼が頻発しやすい部位でもあります。身体の全脱臼の約50%が肩関節で起こっていると言われています。

 

鎖骨

 鎖骨は、胸郭上端の前方でほぼ水平に位置する長骨です。その両端は、内側が胸骨、外側が肩甲骨を関節をつくっています。鎖骨は体表から触れやすく、真っすぐのように思われますがその形状は軽くS状に曲がっています。内側を胸骨端、真ん中を鎖骨体、外側端を肩峰端と呼びます。

胸骨端:内側端をいい、やや肥厚して鈍三角形をなし、その内側面では胸骨柄の鎖骨切痕を関節する胸骨関節面を認めます。また、この部分の上面は胸鎖乳突筋の鎖骨頭の起始部となります。

鎖骨体:鎖骨の真ん中部分で両端に比べて細く、やや四角柱状で下面には浅い溝がありここに鎖骨下筋が付着する。

肩峰端:外側端をいい、扁平で、外側は肩甲骨と関節する肩峰関節面がある。鎖骨体から肩峰端にかけて三角筋が起始し、僧帽筋が停止する。

鎖骨は身体の中でも骨折頻度の高いところです。鎖骨骨折は全骨折の10~15%を占めています。好発部位は彎曲の度合いが強く、筋肉や靭帯によるサポートの少ない中1/3の部分です。男女比は、男性の方が女性に比べて4~5倍多く発症しやすいです。骨折後は筋肉の作用で短縮してしまうため、肩幅が狭くなったように見えます。また、痛みを少しでも和らげるように特徴的な姿勢をとることがみられます。:患側の肘屈曲、肩関節の内転、前腕を体幹に当て健側の腕で前腕保持

※また、通常であればまっすぐな鎖骨の外端が上や下に向いていることがあります。
●いかり肩:鎖骨の外端が上に向いている。
●なで肩:鎖骨の外端が下に向いている。

 

肩甲骨

 肩甲骨とは、扁平な三角形をしている骨です。
場所は背中上部にあり、第2~第7(8)肋骨の高さに位置し、内側では脊柱や胸郭・外側では鎖骨や上腕骨とつながっています。


背面:肩甲骨上部3分の1のあたりに、体表から触知できる肩甲棘と呼ばれる骨の隆起があります。この棘によって肩甲骨背面は上の棘上窩と下の棘下窩とに分けられ、それぞれの窩から筋肉が起始しています。(棘上筋・棘下筋)
肩甲棘の外側端を肩峰といい、上腕骨が関節する関節窩よりも外側に突出し、肩関節を後上方からおおうように位置しています。肩峰の外側端で体表から触知できる点を肩峰角といいます。

肋骨面:肩甲骨の全面は全体に胸郭と接していて、形は凹面。これを肩甲下窩といい、肩甲下筋の起始となります。

外側角:外側上方の角をいい、上腕骨頭が関節する浅い梨状形の関節窩があります。関節窩の上方・下方をそれぞれ、関節上結節関節下結節といいます。各結節から上腕二頭筋長頭および上腕三頭筋長頭が起始しています。また、関節窩の上前方には烏口突起があり、烏口腕筋および上腕二頭筋短頭が起始し、小胸筋が停止します。

上角:内側上角部で、やや鋭角をなしています。ここには肩甲挙筋がついています。

下角:肩甲骨の下部を下角といいます。

内側縁:肩甲骨の内側、脊柱側のラインを内側縁といいます。肩甲挙筋・菱形筋・前鋸筋がついています。

外側縁:肩甲骨の外側、脇に向かうラインを外側縁といいます。小円筋・大円筋が起始しています。

 

棘上筋

 棘上筋は五十肩や肩関節の問題で、よく障害などを起こしてくる筋肉の一つです
棘下筋・肩甲下筋・小円筋とともに、回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれています。
なぜ棘上筋が障害を起こしてくるかというと、棘上筋が大結節に付着する付近は乏血部であり、脆弱部位と呼ばれています。そのため、変性や石灰沈着、断裂などが起きやすくなっています。
外転(側方拳上)して維持ができない場合や痛みが出る場合、この筋肉の損傷が疑われます。

【起始】棘下窩、棘上筋膜

【停止】上腕骨の大結節、関節包

【作用】三角筋を助け上腕を外側にあげる(外転運動)、上腕骨を引き寄せ肩関節の安定

【支配神経】肩甲上神経(C5、C6)

【血管支配】肩甲上動脈、肩甲回旋動脈

 

棘下筋

棘上筋や肩甲下筋、小円筋とともに回旋筋腱板(ローテータカフ)を構成しています。
作用として外に回旋する動きがあり、肩関節の外旋時などに痛みがでるときには、この筋肉の損傷も疑います。
体表から触ることのできる肩甲棘の下に棘下筋があります。

【起始】棘下窩、棘下筋膜

【停止】上腕骨の大結節の中央部、関節包

【作用】上腕を外側に回旋させます。

【支配神経】肩甲下神経(C5、C6)

【血管支配】肩甲回旋動脈

 

肩甲下筋

 肩甲下筋は、肩甲骨の肋骨面(肩甲下窩)にある扁平な三角形の筋肉です。回旋筋腱板(ローテーターカフ)の中の一つですが、棘上筋や棘下筋など他の3つの筋肉と異なる点として、作用する働きが内旋になります。(他の3つの筋肉は主に外旋に作用します。)この肩甲下筋が硬くなってしまうと、肩関節が内側に入ってしまいます。さらに猫背などで丸くなっている場合には、肩甲下筋の異常収縮などが引き起こされることもあります。肩甲下筋の働きは内旋のため、この動きが障害されてしまうと五十肩の所見である結帯動作がしにくくなる可能性が高くなります。

【起始】肩甲下窩、肩甲下筋膜から起こり、筋束は外側上方に向かって集まります。

【停止】上腕骨の小結節、小結節稜、肩関節包

【作用】上腕を内側に引き、内包に回す動きに作用します。

【支配神経】肩甲下神経(C5、C6)

【血管支配】肩甲下動脈

 

肩甲挙筋

 肩甲挙筋は、首から肩甲骨にかけて斜め外側に向けて走っている筋肉です。名前の通り”肩甲骨”を”拳上”させる筋肉です。その他にも肩をすくめるときにも小菱形筋と共に働き、肩甲骨を内側に引く働きもあります。その為、不良姿勢などで肩甲骨を上げるような姿勢が続いた際には肩甲挙筋が硬くなりコリなどの不快感を感じるようになります。
また、この筋肉が損傷すると結帯動作や結髪動作に支障がでるようになります

【起始】上位4あるいは5頸椎の横突起の後結節

【停止】肩甲骨内側縁の上1/3の部

【作用】肩甲骨を上に引き上げる。その際、肩甲骨下角を内側に戻します。

【支配神経】肩甲背神経(C4~C6)

三角筋

 三角筋は棘上筋とともに肩関節の外転時に働く筋肉になります。僧帽筋の付着部位と同じ部分につくため、僧帽筋が肩甲骨を固定する働きをしているときに肩関節の外転をしてくれます。また、三角筋は肩関節を覆うように付いている筋肉ですので、肩関節の保護をしてくれます。この筋肉が硬くなることで、結帯動作に支障が出てくることがあります。また、三角筋の起始部は前部線維・中部線維・後部線維の3つに分かれています。

【起始】前部線維:鎖骨の外側端
    中部線維:肩峰
    後部線維:肩甲棘

【停止】前部・中部・後部線維ともに上腕骨の三角筋粗面

【作用】上腕を水平位まで上げる外転動作
    前部線維:肩関節屈曲、内旋
    中部線維:肩関節外転
    後部線維:肩関節外旋、伸展

【支配神経】腋窩神経(C5、C6)

【血管支配】後上腕回旋動脈、胸肩峰動脈、上腕深動脈

三角筋胸筋三角:肩甲部の頂点は肩峰と呼ばれ、肩の丸みは三角筋によって作られています。三角筋と大胸筋の間には、三角筋胸筋溝があります。この溝の広くなった上端を三角筋胸筋三角(モーレンハイム三角)と呼びます。ここに橈側皮静脈が通り、腋窩静脈にそそいでいます。

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 大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分新大阪駅から徒歩10分阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
 当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。

鍼灸スペシャリスト認定

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鍼灸師 野村

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もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。

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