- 上腕二頭筋長頭腱炎とは？
- 上腕二頭筋の場所と働き
- 上腕二頭筋長頭腱炎の原因
- 上腕二頭筋長頭腱炎の症状
- 五十肩と上腕二頭筋長頭腱炎を分けた方が良い理由
- 上腕二頭筋長頭腱炎の治療
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上腕二頭筋長頭腱炎は、肩関節部の痛みでも比較的発症頻度が高い疾患です。最近では肩の痛みを”五十肩”とひとまとめにされることもありますが、五十肩とは腱や腱板などの組織に何も疾患が見つからないにもかかわらず、肩関節の拘縮や痛みが引き起こされている状態を指します。そのため、五十肩の中に上腕二頭筋長頭腱炎が含まれていることも少なくありますが、上腕二頭筋長頭腱炎と五十肩は分けて考える必要があります。
上腕二頭筋長頭腱炎とは？
上腕二頭筋の場所と働き
上腕二頭筋は腕の力こぶの筋肉で、肩から肘の部分にあたる上腕に位置し、肩関節に付着している起始部が二つの短頭と長頭に分かれています。（右のイラスト参照）長頭の走行は、上腕骨に沿うように走り、ほぼ直角にルートを変えて結節間溝を下降して関節外に出ます。その為、結節間溝部で摩擦が起こりやすく、その摩擦によって炎症が起こった場合には関節前面の痛みを引き起こしてしまうことがあります。
上腕二頭筋は肘関節を曲げる働きと肩関節を外に開く外転や前に上げる前方挙上の働きがあります。さらに肩関節の外旋・外転運動の際には上腕骨頭を肩関節に押さえつけて安定性を保つ働きもあります。これは肩関節を動かす際に重要な役割なのですが、局所的なストレスがかかってしまうため炎症を引き起こす原因に繋がってしまうこともあります。
上腕二頭筋長頭腱炎の原因
投球動作やバレーのアタックの動作など、肩関節に負荷がかかるような動きの場合に発症することがあります。ですが多くの上腕二頭筋長頭腱炎は、日常生活の小さい動きが積み重なって引き起こされていると考えられています。
例えば肩関節に負担のかかる拭き掃除や重たいものを運ぶ動作、小さな子供を連日抱っこするような動作、その他、日常生活で普通に行われている動作でも、上腕二頭筋に繰り返し負担が加わると耐久力の限界となり損傷が起こってしまうのです。
上腕二頭筋長頭腱炎の症状
症状としては、肩関節前面を中心とした痛みや熱感、腫れなどが現れます。炎症の程度が強い場合には、何もしなくても肩関節周辺に痛みが現れることもあります。（自発痛）
さらに上腕二頭筋に力が入るような肘を曲げる動作や腕を上げる（肩関節外転や前方挙上）時に運動痛が認められます。症状の程度によって肩関節の運動が困難になることもあります。
上腕二頭筋長頭腱が弱っている状態で外部からの衝撃や炎症が長引いた場合には、上腕二頭筋長頭腱の断裂が引き起こされる事もまれにあるので注意が必要です。上腕二頭筋長頭腱炎の症状が認められるときには、セルフケアとしてしっかりと炎症に対しての処置は早期に行うようにしてください。またマッサージで上腕二頭筋に刺激を与える事で症状が悪化することも少なくありません。ご注意ください。
五十肩と上腕二頭筋長頭腱炎を分けた方が良い理由
医療行為にかかわらず何か問題が起これば、それを解決するために何が問題なのか特定することから始まると思います。そしてその問題が明確であればあるほど、何をすればよいのかわかるため解決にかかる時間は短くなります。
上腕二頭筋長頭腱炎の治療も同じです。五十肩というのは原因が特定できない肩関節周辺の炎症状態です。そのためピンポイントでの治療はなく、広く浅く総合的な治療を行うことになります。ですが、上腕二頭筋長頭腱に問題が起こっていることが明確であれば、そのピンポイントに絞って適切な治療を行うことができます。
結果はご想像の通り的が絞れている治療の方が良い結果につながります。こうした理由から今現在の状態を正確に把握することが大切であると考えています。
五十肩と診断された場合でも、肩関節のどこに問題が起こっているのかを確認するようにしましょう。
上腕二頭筋長頭腱炎の治療
上腕二頭筋長頭腱炎の治療は発症から1か月程度の急性期とそれ以上の慢性期、さらに症状の程度から軽度～中等度、重度によって治療法が異なります。
急性期で症状が軽度～中等度の場合
肩関節周辺をセルフケアとしてアイシングを行ったり、できるだけ肩を使わないように安静を保ったりする事が大切です。症状が軽度の場合には経過観察中に症状が改善することも少なくありません。
急性期で症状が重度の場合
急性期で症状が重度の場合には、炎症が強く、上腕二頭筋長頭腱の部分断裂が起こっていることも考えられ、断裂組織の範囲が大きい場合には固定が必要な場合もあります。その為、セルフケアで経過観察よりも医療機関を受診し適切な対処を受ける事をお勧めします。
慢性期で軽度～中等度の場合
症状が軽度～中等度で慢性的な経過を持つ場合には、炎症を抑える事と上腕二頭筋や関連する筋肉のバランスや筋緊張を改善する必要があります。そのための方法には理学療法や鍼灸治療があります。
慢性期で重度の場合
重度の症状が１か月以上継続する場合には固定やテーピングによるサポートが必要になります。また痛みの程度を抑えるために、痛み止めの投薬や鍼灸治療が選択されます。
肩の痛みや運動制限を的確に把握してその原因に対して的確な治療を行うことによって早期の改善をサポートいたします。
上腕二頭筋長頭腱炎の急性期や慢性期、症状も軽度から重度まで対応可のです。当院で行っている治療法は鍼灸治療、テーピングによるサポート、肩関節の運動制限がある場合には固有受容性神経筋促通法や関節包内学的アプローチ、カイロプラクティック療法を行っております。
鍼灸治療、カイロプラクティック治療において、国連機関WHFからスペシャリスト認定を受けております。治療技術も世界レベルと自負しております。
上腕二頭筋長頭腱炎は日常生活動作で負担が繰り返し加わる事やスポーツで強い衝撃が加わることによって発症します。あなた自身の生活パターンを考慮して、必要な運動やストレッチなどのセルフケアをご提案することで、上腕二頭筋長頭腱炎の再発予防もサポートいたします。
上腕二頭筋長頭腱炎治療料金
鍼灸治療・カイロプラクティック治療共に１回5,500円（税込み）です。
初診時にはカウンセリング料金と検査料を合わせて別途2,200円（税込み）必要です。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・夜中に肩の痛みで目が覚める
・肩を動かすと激痛がある
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など、五十肩による様々な症状に対応可能です！
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
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これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、五十肩の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの五十肩治療の経験からあなたの五十肩のタイプや肩周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは肩だけではなく全身の構造や運動、五十肩を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に五十肩の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
世界に認められた実力で五十肩の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所：大阪市淀川区西中島３丁目１７－１７
竹田ビル別館３F （たこ焼き十八番さんのビル）
