慢性疾患やスポーツ障害の治療の際にはトリガーポイントによる治療を選択されることがあります。当院でも必要に応じて行っておりますが、トリガーポイントはあまり馴染みのない言葉だと思います。今回は、トリガーポイントについてご説明いたします。
トリガーポイントって?
トリガーポイントとは、その名の通り「痛みのトリガー(引き金)になっているポイント」という意味です。これには、潜在性トリガーポイントと活動性トリガーポイントがあります。
トリガーポイントが出来る過程
まず初めに、筋に硬結ができます。この時は硬結部分を押さえると痛みが出ることが多いです。ここに、冷えや筋肉に対するストレスがかかり続けることによって潜在性トリガーポイントが形成されます。潜在性トリガーポイントが形成されると押さえられての痛みに加えて、痛みの放散(関連痛)・強い筋収縮(ローカルトゥイッチ)等が見られるようになります。この段階では運動痛はあっても、自発痛は認められない事が多いです。そして、更に循環障害等が引き起こされると活動性トリガーポイントが形成されます。この状態では運動痛はもちろん、刺激がなくても自発痛や関連痛が現れるようになります。また、痺れや感覚鈍麻、皮膚表面の鳥肌・立毛・黒ずんでみえる等の所見も現れるようになります。
トリガーポイントが形成されているとその部分をかばうような姿勢や体勢を無意識にとっていることもあります。例えば、殿筋部分にトリガーポイントが形成された場合には、問題となる方の臀部を伸ばすように足を組んでしまうことがあります。
トリガーポイントが形成されると
ケガをして骨折をしたと仮定します。多くの骨折は、基礎疾患がない限りグルトの治癒日数と呼ばれる予想日数で骨折部は癒合(骨が引っ付く)します。大きな骨を除けば1か月以内に癒合する事がほとんどです。そして保延が癒合するまでの期間の2倍程度でリハビリも完了し痛みはほぼ解消します。
トリガーポイントが形成された場合には、骨折したよりも治癒期間が長くなることが少なくありません。例えば骨や関節、椎間板に問題が見つからない腰痛を考えます。骨や関節に問題がないにもかかわらず数か月間痛みが取れない方も少なくありません。人によっては数年単位で痛みを感じている方もいらっしゃいます。つまり骨折よりも痛みが長期間続くことになる方も少なくないのです。
スポーツ障害の場合にも、このトリガーポイントを治療することによって症状の改善が見られることもあります。なかなか治らない痛みや症状、トリガーポイントを使って治療してみませんか?
トリガーポイント形成が認められることの多い代表的な疾患
トリガーポイントは慢性的な痛みやスポーツ障害で認められることの多い状況です。
慢性疾患
・顎関節症
・頚肩腕症候群
・慢性腰痛
スポーツ障害
・野球肩
information
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当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。世界に認められた治療技術で症状改善をサポートいたします。
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西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
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