走っているとふくらはぎの内側に痛みが現れることがあります。多くの場合で痛みの前に筋肉のツッパリ感を感じます。そして徐々に症状が悪化して痛みに変わる事がほとんどです。この時に痛みが内くるぶしの上からふくらはぎ中央付近までであればシンスプリントやアキレス腱炎の可能性があり、それよりも上の場合には後脛骨筋の疲労、上に発生する場合には鵞足炎の可能性もあります。
シンスプリントの場合には痛みが現れる前に、砂や土のロードに比べて滑りやすい路面、雨上がりの柔らかい路面で走った後に発症することがあります。これらが原因に貼るのは地面をけるためのふくらはぎの強い動きが必要なためです。
鵞足炎の場合には、スピードを上げて長距離走った後に発症することが多く、ランニングフォームとして歩幅が通常よりも広かった場合やダウンヒルでスピードを落としながら走った後に発症することがあります。これは歩幅が広いときにはハムストリングスが引っ張られる事、ダウンヒルではスピードを落とすためにハムストリングスがブレーキをかける事が原因です。
その他、靴を変えた直後には称することもあります。これは靴の形状の違いやショック吸収能力の違いによって足が靴に馴染まずに発症するものです。
もしふくらはぎの内側に痛みが現れた時には、痛みの場所、痛みが発生する前に行った運動を考えて適切な対処を行いましょう。シンスプリントが発症するとダラダラと症状が長引きやすく、鵞足炎の場合には強烈な痛みが現れます。どちらの場合にも運動を中止しなければならなくなるので初期の適切な対応で症状の悪化を押さえることが非常に重要です。
予防策は?
ふくらはぎの内側の痛みが起こらないようにするためには、ストレッチを運動の前後にきっちり行う事、そして運動後にはアイシングを行いクールダウンを行うことが有効です。特にいつもと違うコースや走り方をした時には必ずアイシングを行うようにしましょう。
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