大阪市淀川区の東洋医学治療センター

大阪市淀川区新大阪(西中島)の東洋医学治療センターです。鍼灸、整体で症状改善をサポートします。

2012年8月 アメリカ合衆国オバマ大統領からGOLDAWARD

2015年7月 国連機関のWHFから鍼灸スペシャリスト認定

世界に認められた実力で症状改善をサポートいたします!

顎関節症の原因

 最近まで顎関節症が発症する原因は”噛み合わせの悪さ”と考えられてきました。しかし、最近では顎関節症について少しずつ解明され、噛み合わせの悪さだけが顎関節症の原因ではないことがわかってきました。
 ここでは、その具体的な原因を記載します。

背骨のゆがみ

 ゆがみ 1つは、背骨の歪みです。背骨に歪みが発生すると一番上位にある首に最も強くゆがみが起こってしまいます。その結果、首の筋肉が硬くなってしまい顎関節の動きを制限してしまい、そこから顎関節症が発症してしまいます。

 本来人間の体は、少しの筋肉で身体を支えることができるように作られています。ですが、身体がゆがんでしまうと、姿勢を維持するだけでも様々な筋肉の力がいるようになります。つまり、身体にゆがみがあると”立っている”、”座っている”だけで身体がだるくなったり疲れてきたりすることになります。

 身体のゆがみは足から起こることが多く、足の重心位置の異常によって骨盤がゆがみ、骨盤の歪みによって背骨が歪み誘発されます。そして、背骨の一番上位にある首に最も強くゆがみが起こってしまいますそうすると、首の筋肉が硬くなり顎関節の動きを制限してしまいます。また、頭蓋骨にもゆがみが起こります。その結果、顎関節症が発症する流れとなります

骨盤

 骨盤にある仙腸関節は頭蓋骨と連動して動いている為、仙腸関節にゆがみが起こると頭蓋骨にもゆがみが起こります。たとえば、骨盤が歪んでいる場合にはウエストラインの高い方に首は傾く傾向があります。その結果、傾いている側の首の筋肉は過緊張を起こしてしまいその状態に連動して咀嚼筋も硬くなってしまいます。そうすると、顎関節の位置も変位してしまい顎関節症が発症します。また、仙腸関節が歪むと背骨がゆがんでしまう事から猫背などの不良姿勢に繋がります。そうすると、身体のバランスを保つために様々な筋肉を使って姿勢を維持するようになります。このような状態が長期間続くと、背骨やそれを支えている筋肉、足や手、内臓の働きにも影響が現れるようになります。

 顎関節症の場合、このような骨格のゆがみが筋肉バランスを壊してしまい咀嚼筋を中心とした顎関節周辺の筋肉に過緊張が起こり顎が左右にゆがんでしまいます。その結果、くいしばりや噛み合わせ不良が起こってしまいます。このような状態になるとさらに顎関節のゆがみが強まってしまいます。

 このように考えると、顎関節症の発症に全身のゆがみが影響していることがご理解いただけると思います。噛みしめを改善するためには全身の骨格バランスを改善しなければいけないということになります。

 

片噛み

片噛み

 顎関節症の方の中には、食事をするときに片方で噛む癖がある方が多くいらっしゃいます。これも、顎関節症が発症してしまいやすい原因の一つとなります。

 片方で噛むとどちらの顎関節に負担がかかると思いますか?噛んでいる方の顎関節ですか?それとも、反対側の顎関節でしょうか?この時、噛んでいる方の顎関節に負担がかかると思われる方も多いのですが、実際には噛む側と反対側の顎関節に負担がかかります

 噛む側と反対側の顎関節に負担がかかる理由はてこの原理が働くためです。物は奥歯で噛む事がほとんどです。この時、噛んでいるところがてこの原理でいうと支点になります。そして、この支点が噛む側に偏っているので力は反対側にかかるようになります。これはシーソーのような感じです。つまり、噛んでいる側の顎関節には広げられるような力がかかり、逆に噛んでいない側の顎関節には圧迫する力が加わることになります。

 このように顎関節にかかる力が不均衡になると、関節の状態が不安定になります。そうすると、噛む側の外側翼突筋が顎関節を安定させるために関節円板を前方に引き出します。その結果、関節円板の厚い後方の線維が引き伸ばされ、前方の関節円板の厚みが増し顎関節が安定します。このようにして、関節円板の厚みを調節して顎関節を安定させようとします。

 このような状態が一時的であれば顎関節には全く問題は起こりません。ですが、片噛みする癖となって毎回この圧力がかかり続けてくると、関節円板の位置異常が起こってしまいます。 

 また、骨や筋肉は、それぞれの機能に最も適した形に変化します。これはドイツの外科医ユリウス・ウォルフ(1836~1902年)が提唱した『ウォルフの法則』と呼ばれる法則で、『骨は長期間反復される機能に従って、その機能に最も適した形態に変化する』というものです。わかりやすく言うと、骨や筋肉は使われいる方向に対して強くなっていきます。

 これを顎関節症に置き換えると、片噛みをする癖がある方は噛む側の咀嚼筋は強くなり、逆の咀嚼筋は弱ってしまいます。また、噛む側の骨は強くなり、逆の骨は弱くなってしまいます。その結果、下顎骨の左右バランスが崩れてしまい下顎骨に変形が起こります。このような状態になると噛まない側の関節円板が破壊され顎関節症が発症してしまうことになります。

 

うつぶせ寝や横向き寝、頬杖

3つ目に、横向き寝やうつぶせ寝、頬杖です。顔を横に向けて寝ることによって、顔の重みを下になっている頬で受けることになります。顔の重みは4~5キログラムあります。この頭の重さが咀嚼筋に長時間かかることで、咀嚼筋内の血液循環は悪化してしまいます。その結果、筋肉の委縮が起こってしまい顎関節症が発症してしまいます。
頬杖も片方の顎に圧を加え続ける姿勢になるため、咀嚼筋、場合によっては顎関節自体を圧迫する力がかかる為顎関節症が発症しやすくなります。

 

ブラキシズム

 ブラキシズムとは、歯ぎしりやくいしばりのことを言います。歯ぎしりは、歯の表面を研磨してしまい擦り減ってしまう程の強い力が発生しているため、当然顎関節にかかる負担は大きいものと考えられます。くいしばりは、身体に力を入れる時や何かに集中している時には起こりやすい現象の為、1日の中で数回程度であれば全く問題はありません。ですが、1日に長時間くいしばりが起こるようであれば顎関節症が発症してしまうことが考えられます。このくいしばりや歯ぎしりが起こる原因は『ストレス』や『不良姿勢』によるものがほとんどです。

 

不良姿勢

 不良姿勢によって顎関節症になってしまう方が多くいらっしゃいます。とくにパソコンなどのデスクワークの場合には、姿勢が悪い状態で仕事をされる方が非常に多いのが現実です。正しい姿勢とは、骨盤の上に背骨があり、その背骨の上に頭がある状態です。この正しい姿勢に比べ、デスクワークの方の姿勢は背骨の上に頭はなく、背骨の位置より前に頭がある、いわゆる猫背の姿勢の場合がほとんどです。このような姿勢を続けると、首や肩に強いストレスがかかってしまい、その結果顎関節症が発症する可能性を高めてしまいます。

 

電話

 また、デスクワークの方で電話対応の時に、電話を肩と顎ではさむ方がいらっしゃいます。この動作は、片方の顎に強い力がかかってしまうことと、この姿勢を長時間継続することで背骨にゆがみをつくってしまうようになります。背骨のゆがみ、特に首のゆがみは下顎骨の位置を左右のどちらかにゆがませてしまいます。その結果、顎関節症が発症する可能性が高い動作と考えられます。

 

歯科治療

 顎関節周辺は相互に関連しています。そのため、噛み合わせの変化は咀嚼筋や顎関節に影響を与えます。また、咀嚼筋の変化は噛み合わせの変化や顎関節の運動の変化を引き起こします。そして顎関節の変形は、咀嚼筋の運動制限や咬合不全を引き起こします。つまり、顎関節を構成している要素のどれか一つに問題が起こっただけでも顎関節症は発症しやすい状態になるということになります。そのため、歯科治療によって抜歯をしたまま放置しているような状態は顎関節症を引き起こしてしまう可能性が高まります。

 

あくび

あくび

 あくびをした時に顎がガクッとしたことはありませんか?これは顎関節が脱臼しかけた状態と考えることができます。そして、このような状態を引き起こす主な原因こそが顎関節症なのです。健康な顎関節であれば、あくびをしたぐらいでは全く問題はありません。ですが、特にⅢ型の顎関節症の場合は、あくびのように大きく口を開ける際に関節円板がひっかかってしまい、下顎骨の動きを制限してしまいます。関節円板がひっかかって下顎骨の動きに制限があるにもかかわらず無理やり大きな口をあけようとした時に関節円板に損傷が起こることもあります。そうすると、顎関節の捻挫が起こり痛みが発生してしまう原因となります。

 

親知らず

 親知らずとは第3大臼歯の事を言い、親知らずが生える年齢の頃には子供は親元を離れるため、親が歯の生え始めを知ることはないという理由で「親知らず」といわれています。親知らずはまっすぐ生えてくると問題はないのですが、斜めに生えてきたり前に生えてきたりすると他の歯との位置関係が狂い、噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。このような状態が長期間継続する事によって顎関節症が発症する事があります。

 それでは、親知らずが生えてきたらすぐ抜いた方がいいの?と考えられる事もありますが、それは間違いです。噛み合わせに問題がない場合には親知らずがあっても全く問題はありません。親知らずは、歯の中でも最も奥に生え、更にはとても大きな歯です。親知らずを抜歯するのには大きな力が必要となる為、抜歯の際の強い力によって顎関節症が発症していることが多いのも事実です。このように考えても親知らずの抜歯は、何か問題がある場合のみと考えた方がいいでしょう。

 また、親知らずに問題が起こって抜歯する場合にも信頼のおける歯科医をお選びください。無理な抜歯などによって、顎関節症を発症させている歯科医もいます。ご注意ください。

 

噛み合わせ

 顎関節は、物を噛んだり話したりする時の動きに関与しています。そのため、硬いものを物を噛んだり長時間話をしたりすると顎に重だるさを感じることがあります。

 また、かみ合わせが悪い方に顎関節症が多いことから噛み合わせが悪い方に顎関節症が発症すると考える方もいらっしゃるようです。そして、そのかみ合わせを改善することによって顎関節症は改善すると考え歯列矯正などを受けている方も多くいらっしゃいます。ですが、これだけで顎関節症が改善するということは考えにくいのが現実です。

 実際に、噛み合わせが悪いというのはよくありません。ですが、このかみ合わせの悪さは咀嚼筋を中心とした筋力の低下によって起こっていることも多くあります。そのため、歯科での歯列矯正を行っても筋力が弱いためにすぐに噛み合わせが悪くなっている方も多くいらっしゃいます。

 このように考えると、噛み合わせが悪くなる=筋力が弱いということもできます。

その他

 その他、大きな声で話をする仕事であったり、吹奏楽器や歌を歌うことが多い方の場合に息を強く吐くことが習慣化され咀嚼筋にかかる負担が強まり顎関節症が発症する方もいらっしゃいます。また、食生活の変化による顎関節の弱体化も関係していると考えています。

 このように顎関節症は、顎関節症はかみ合わせだけが原因ではなく、他の何かが原因でかみ合わせが悪くなって発症していると考えられます。そしてそのほとんどが、体の左右バランスの乱れです。

 

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