息苦しい状況は肺炎や気管支炎などの呼吸器系の問題、心疾患、過呼吸やパニック障害などの自律神経系疾患が代表的ですが、様々な検査を行っても問題が発見されない事も少なくありません。
このような時に疑われるのが胸郭出口症候群です。
胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群は、斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群の3つを合わせた疾患です。(先天性の頸肋を含む場合もあります。)これら3つの疾患は、斜角筋症候群は斜角筋、肋鎖症候群は大胸筋や鎖骨下筋、過外転症候群は小胸筋がそれぞれ問題を起こすことによって発症します。これらの筋肉は全て肋骨に付着しており、肋骨の動きにも関与します。そのためこれらの筋肉が硬くなると肋骨の動きが制限され息苦しさを感じることもあります。
なぜ息苦しくなるの?
胸郭出口症候群に関連する筋肉は肋骨に付着しており、これらの筋肉が硬くなると肋骨を常に引っ張った状態、つまり肋骨がやや広がった状態になっているため本来の肋骨の動きができなくなってしまいます。
肋骨と横隔膜で囲まれた領域を胸腔(きょうくう)と呼びます。この胸腔が縮んだ状態で胸腔内は陽圧となり息を吐き、膨らんだ状態で胸腔内は陰圧となり息を吸います。特に胸腔の陰圧によって息を吐くから大きく息が吸える状態になります。
つまり胸郭出口症候群によって肋骨が引っ張られた状態になれば、しっかりと胸腔内圧の陰圧化ができなくなってしまうため息を吸う量が少なくなってしまい息苦しく感じてしまうのです。
息苦しく感じた時の対策は?
ここでは肺炎の可能性がない状態での息苦しさの対策をご紹介いたします。
息苦しい原因が胸郭出口症候群に関連する筋肉が肋骨を固定することによって誘発されているため、これらの筋肉を柔らかくすることが大切です。そのためにはストレッチ、不良姿勢の改善が重要です。
1.ストレッチ
あなた自身の胸郭出口症候群の原因を特定し、その筋肉に対してストレッチをかけることが大切です。問題となる筋肉をストレッチした後に、その周囲の筋肉もストレッチをするとさらに効果的ですのでお試しください。
ストレッチの方法としては複雑な方法を選択する必要はなく、首を回したり肩を回したりする方法で構いません。またラジオ体操のように全身を動かす運動でも効果が期待できます。
ただし痛みが強い、腕のしびれが強い場合には専門家に必ず相談するようにしてください。
2.不良姿勢の改善
姿勢の改善で重要なことはよい姿勢を維持することですが、理想であり現実的ではありません。そのため悪い姿勢をとっていることに気が付いた時や定期的に良い姿勢を作る事を意識するのが良いと考えております。特にデスクワークで長時間座る方は定期的なチェックが必要です。
姿勢として気を付けることは、胸を張ることで胸の筋肉のストレッチと下がり気味の首を上向ける事です。
また良い姿勢を作るために姿勢矯正ベルトを使用される方もいらっしゃいますが、矯正ベルトは鎖骨下動脈や腕神経叢を圧迫するリスクも高いため、胸郭出口症候群の方は避けた方が良い方法です。
3.その他
筋肉が硬くなった状態を一時的でも柔らかくするためには温める事も有効です。対症療法にはなりますが、入浴したり暖かいものを肩にあてたりする事で血流が改善し、息苦しさが和らぐ事もあります。ただし対症療法ですので、根本的な改善につながる可能性は低いのでご注意ください。
息苦しさの症状を改善しよう!
息苦しさの症状があらわれたら根本的な改善を目指すことが理想的です。そのためのセルフケアとしてストレッチや不良姿勢の改善を2~3か月行っても改善できなかった場合には治療を受けられることをお勧めします。
息苦しさを伴う胸郭出口症候群の根本改善を目指す治療には理学療法と鍼灸治療があります。マッサージやシップ、投薬治療のほとんどは対症療法です。
当院では理学療法と鍼灸治療を行っております。
息苦しさを引き出している胸郭出口症候群の詳細を分析することで、問題となっている筋肉を特定し根本改善を目指した治療を行います。
治療法としては、鍼灸治療を主体に行います。鍼灸治療に使用する鍼(はり)は太さが0.2㎜と髪の毛程度の使い捨ての鍼を使用しますので痛みはほとんどありません。ご安心ください。
さらに当院は国連機関WHFに鍼灸スペシャリスト認定を受けた治療院です。治療技術もお任せください!
息苦しさは肺炎を除いても自律神経失調症が関与していることもあります。さらに自律神経失調症や胸郭出口症候群がそれぞれ単独で存在せず、合併して発症していることも約4割で認められます。
当院では息苦しさで来院された場合で自律神経のバランス異常が認められる可能性がある場合には自律神経バランス計測を行うことであなたの身体の状況に合わせた治療を行います。
息苦しさや胸郭出口症候群改善後に、再発予防を目的とした姿勢改善や筋力トレーニング法のご提案も行っております。姿勢改善にはカイロプラクティック療法を行っております。
当院ではカイロプラクティックの本場、アメリカ合衆国第44代オバマ大統領からGOLD AWARDを受賞しております。鍼灸による症状の根本改善、カイロプラクティックによる再発予防。どちらも当院にお任せください!
治療料金
息苦しさを感じる原因により治療法が異なり料金も変わります。
胸郭出口症候群
鍼灸・整体療法共に5,500円(税込み)
初診時には、カウンセリング料金と検査料を合わせて2,200円(税込み)別途必要です。
自律神経失調症
鍼灸治療が6,600円(税込み)
初診時にはカウンセリング料金と自律神経バランス計測料金を合わせて4,400円(税込み)別途必要です。
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
・手がしびれて仕事に差し支えがある
・胸が圧迫されて息苦しい
・寒い時期には毎年肩が痛い
・胸郭出口症候群に頭痛が併発するようになった
・胸郭出口症候群の手術は受けたくない
・痛み止めやマッサージではなく本当の治療を受けたい
など、胸郭出口症候群による様々な症状に対応可能です!
西洋医学的な治療では無理と言われあきらめていた方の症状が、東洋医学的な治療によって改善する事も多くあります。
・筋肉の硬さが取れて手がしびれなくなった!
・胸郭出口症候群の痛みを気にせず生活ができている!
・痛み止めを飲まなくても痛みが現れなくなった!
・息苦しく感じることが無くなった!
このように驚かれる方も多くいらっしゃいます。
これまでの数多くの相談を受け東洋医学的治療によって、胸郭出口症候群の改善と多くの笑顔を見てきた治療のプロにご相談ください。これまでの胸郭出口症候群治療の経験からあなたの胸郭出口症候群のタイプや肩周辺の状況に合った治療法を提案いたします。治療を行うのは首や肩だけではなく全身の構造や運動、胸郭出口症候群を熟知した鍼灸師の国家資格をもつ治療のプロです。世界に認められたプロの治療技術で安全・安心に胸郭出口症候群の症状改善をサポートいたします。
もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
ご予約はお電話・LINE・インターネットで承っております。
TEL:080-6224-4693
世界に認められた実力で胸郭出口症候群の症状改善をサポートいたします。
アクセス
住所:大阪市淀川区西中島3丁目17-17
竹田ビル別館3F (たこ焼き十八番さんのビル)